持ち運びしやすいコンパクトタイプも
もうひとつの「キンジャ」は軽量でどこへでも手軽に持ち運べる、コンパクト設計のツーバーナーです。やはり一つのガスカートリッジで二つの火口を同時に使用でき、大ぶりの調理器具が使えます。
耐久性のあるボディに、取り外して掃除をすることのできるステンレスゴトクと受け皿を組み合せています。シンプルかつコンパクトなデザインで、ウッドハンドルを手にして持ち運ぶ際はロック機能が働きます。
【データ】
■キンジャ
参考価格:3万8500円(税込)
出力:2.9kW/2500kcal/h(500T ガス・バーナー1口使用時)
ガス消費量:207g/h(IP-500 ガス・バーナー1口使用時)
ゴトク径:20.5㎝
収納サイズ:48cm×30cm×8cm
本体重量:約3.67kg
鍋等の耐荷重:9kgまで/片側のみの使用は4.5kgまで
https://www.iwatani-primus.co.jp/products/primus/products/stoves/p_ckj_2.html
メリットとデメリットを確認して選ぶ
直結型と分離型、それぞれに長所と短所があります。どちらを選ぶかは、やはりどうやって使いたいかによって違ってきます。
「直結型はガスカートリッジが2つなので、それぞれ火力をマックスまで使えるのが最大のメリットです。分離型だとひとつのガスカートリッジを分け合うため、両方マックスというわけにはいきません。
ある程度の火力を必要とする調理をしたいなら、直結型を選ぶといいでしょう。ただし、直結型の本体は軽量ですが、ガスカートリッジの缶は二つ持っていかなければならないので、その分荷物は増えます」(金牧さん)
一方、ゴトクの大きさは分離型の方が大きく安定感があり、形状も家庭用コンロに似ているので、「普段と同じ感覚で使えるし、ガスカートリッジが一つで済むので便利」という声もあります。
「あとはデザイン性やコンパクトさをどこまで重視するかでしょう」(金牧さん)
今回はツーバーナーについて学びました。次回はストーブを安全に使用するための、正しい使い方について教えていただきます。
【取材協力】
■イワタニ・プリムス