「不便を楽しむこともキャンプ」という考え方もあるように、道具がないならないなりに過ごすのも、キャンプの醍醐味のひとつと言えるかもしれません。
とはいえ、まだ慣れないことが多いビギナーキャンパーは、なかなか不便が楽しめるような余裕もないのも事実。一方で、便利グッズを全部クルマに載せて、キャンプ場に持って行くこともできません。
そこで今回は、経験豊富なファミリーキャンパーの今井さんに、キャンプ場で持っていると意外と重宝するアイテムを3つ教えてもらいました。とくに子どもと一緒のキャンプのときに、持っていて助かったものを厳選してご紹介します。
扇風機は一年中使えるお役立ちアイテム
「キャンプを始めて7年になるので、いまはあったら便利なもの、なくても困らなかったものがわかるようになってきましたが、始めた当初は『あれがあったらいいのに!』の連続でした」と今井さん。とくに覚えているのは『扇風機』だそう。
「キャンプをやるようになって初めての夏に、木陰もないサイトに宿泊したんです。2ルームテントで寝た時は暑くて暑くて汗だくでした。とくに夏は日がのぼるのも早く、朝早くからジワジワと暑くなり、もう夏のキャンプはお手上げだ! と思ったところで持ち運びができる扇風機の存在を知り、すぐに買いました」
夏の暑い時期は、インナーテントをメッシュにして扇風機をまわすと涼しく眠れたり、冬にテント内でストーブなどをつけた時は、そのままだと温かい空気が上にいってしまうので、扇風機で空気を循環させて全体が温まるようにしたり。じつは一年中、使う機会があるのです。
最近の扇風機は軽量でコードレスのものも多く、さらにクリップタイプ、コンパクトタイプなどいろいろな種類があるので、使うシーンを考えて、購入を検討するのもいいかもしれません。