山頂神社がガスの中からいきなり登場
花散策を気取りながら登り行くと、山頂標識と車山のアイコンである気象レーダーがいきなり現れます。白い霧の中で気象レーダーの先には妙なオブジェがと思えば車山神社。おそらく、この神社から見下ろす景観は素晴らしいはず。ガスが晴れれば東に北八ヶ岳北端に鎮座する蓼科山から主峰・赤岳擁する南八ヶ岳の群嶺が望めます。南西には南アルプス群を見渡すこともできたかもしれないと思うと残念です。
白い霧で一層厳かさが際立った山頂神社。夏本番前と言いながら梅雨の合間の山頂は涼しく、外気温16.5度。防風ジャケットは必須でした。
湿原を交差する木道ルートで鹿の散歩にばったり出会う
本来であればこの山頂にて山頂飯というのが理想的かもしれませんが、今回は先送りして下山することにしました。山のあるあるネタですが下山途中から霧が晴れ出し、その美しい稜線を誇る諏訪富士・蓼科山のシルエットが姿を現し始めました。
下山道は車山乗越経由の車山湿原横断ルートを選択しました。湿原内は環境保全のための木道が整備され、とても歩きやすい。霧が薄れるとともに霧ヶ峰のたおやかな稜線が明らかに。想像以上に広大な高原が現れます。偶然、野生の鹿の散歩に出会い、ラッキー☆
しっかりした木道はすれ違いなどの交差も楽。若い鹿たちの朝のジョギングにばったり出くわすことも。南北アルプスのような峻険さや壮大さとは違う、スニーカーでも踏破できる稜線旅こそ霧ヶ峰の魅力なのでしょうね。ちなみに下山後の山飯時間がドピーカンになったのも山のあるあるです。