2023年7月1日（土）〜2日（日）の2日間、東京ビッグサイトの東7・8ホールを舞台に開催された「東京キャンピングカーショー2023」。同イベントには90社が出店し、約200台ものキャンピングカーが会場を埋め尽くしていました。2日間の来場者は1万6369人を記録し、史上最大級のイベントとして大成功を収めたのです。ソトラバ編集部ではイベントに潜入し、話題のキャンピングカーたちを取材。ここではレポートの第5弾としてルートシックスが手掛けたキャンピングカー「ウォームスライト」をお届けいたします。

ジムリイ×キャンピングカーのウッディな中身に注目

東京キャンピングカーショー2023を訪れ、会場に展示されていたモデルを見て衝撃を受けた人も多いのではないでしょうか。ここで紹介するルートシックスの「ウォームスライト」は、それほどの完成度を誇っていました。

まず、驚かされたのはそのスタイルのカッコ良さ。参考カスタムとして展示されていたモデルはスズキのエブリイをベースとし、ジムリイフェイスと呼ばれるジムニー風のグリルへとフェイスチェンジが施され、リフトアップされた足まわりには大径ホイール＆タイヤが与えられていました。

また、荷物が搭載できる武骨なルーフキャリアにはサイドオーニングがセットされ、キャンプを快適に過ごすための装備もバッチリ。ワイルドな雰囲気が漂う姿は軽ワンボックスがベースとは思えない存在感があり、アウトドアで活躍してくれる期待感が高まります。

1800mmの就寝スペース＆荷室を確保

車内に目を移せば、そこはルートシックスの真骨頂が健在。軽自動車というサイズ制限を最大限に活かす工夫が施されていました。フルフラット化されたラゲッジは全長1800mmのベッドとして利用でき、その床下には収納スペースを確保。サイド部分に設えたキッチンには小さいながらもシンクが用意され、壁面の有孔ボードとの組み合わせにより、調理道具を効率的に使用することができるのです。

またキッチンの縁から反対側の壁面へと専用の板を渡すことでテーブルが完成し、テーブルは車外でも使用することができるので、BBQやティータイム、調理スペースとして重宝するはずです。

オプション装備として、FFヒーターやカーテンセット、フル断熱素材施工、ポータブル電源なども用意され、自分の好みや予算、使い方に合わせてセレクトすることができます。

気になるプライスはエブリイPAの2WD（4AT）ベースで188万5400円〜、JOINの4WD （4AT）ベースが228万9000円までとなり、リーズナブルに抑えた価格を武器に、エクステリアのカスタムへと資金を回すのも賢い方法になることでしょう。ちなみに撮影車両（参考モデル）は332万3700円となり、キャンピングカーの機能性とワイルドなカスタムスタイルを融合した姿は、物欲を刺激して止みません。

ルートシックスのセンスが光るウォームスライト。キャンピングカーの購入を考えているのなら、これを狙わない手はなさそうです。