「SEA TO SUMMIT」は、海(湖・川)、里、山でのアクティビティを通じて、自然の循環を体感する環境スポーツイベントです。2023年は全国11カ所で開催され、いずれも2日間に渡る内容となっており、初日に「人と自然との共生」をテーマにシンポジウムが、その翌日には各アクティビティが行われます。
シングルの部、チームの部、パラチャレンジの部から参加スタイルを選ぶことができ、パラチャレンジでは希望するアクティビティのみの参加が可能です。各大会によって難易度が異なるので、自分のレベルに合わせて選ぶことができます。
今回は、2023年8月26日(土)・27日(日)に山形県と秋田県の県境、鳥海山エリアで開催される、「SEA TO SUMMIT」をご紹介します。
鳥海山を登る! 己の限界に挑む超ハードコース
今回の鳥海山大会は、総距離32km、標高差はなんと2160mという大会屈指のハードコースです。
スタート地点は、山形県遊佐町の西浜海岸。海岸周辺をカヤックで2周ほど周遊します。ちなみに西浜海岸の海水浴場は「日本の快水浴場百選」にも指定されていて、海の綺麗さはお墨付きです。
その後のサイクリングでは、標高1150mにある登山口まで、山岳観光道路「鳥海ブルーライン」を一気に駆け上がります。
鳥海山は、海抜0mからそびえ立つ凛とした姿から別名「出羽富士」とも呼ばれています。視界を遮るものがないため、展望台からの景色は息を呑む美しさです。
そして、最後はゴール地点の鳥海山大物忌神社を目指して、急勾配な登山道を登っていきます。
コースの途中、山の七合目付近には、御浜神社という小さな神社があります。ここは山小屋としても利用されていて、休憩場所にもぴったり。
すぐ近くにはカルデラ湖である鳥海湖もあり、神聖で開放感のある景色が広がっています。
ちなみに鳥海山は、山全体が国定公園に指定されていて、豊富な高山植物が自生していることでも有名。花と緑の登山道を歩けるのは、鳥海山大会の魅力です。
参加費は、全部門一律、1人あたり1万3200円。定員は全大会共通で先着300名限定となっています。募集人数に達し次第、受付は終了となりますので、エントリーをお考えの方はお早めにWEBよりお申し込みください。鳥海山大会のエントリー締切は7月27日(木)までなっています。