ベース車両には全長5995mmのL3 H2を使用
今回、商用車として誕生したデュカトをベースにキャンピングカーへとコンバージョンを果たしたモデルが数多く出展されていましたが、編集部が注目したのはホワイトハウスが手がけた「WITE LINE VERONA」。ベースにはデュカトのL3 H2が使用されており、エクステリアは商用車然とした姿からキャンピングカーらしい豪華な印象へと手が加えられています。
室内に目を移すと、明るいブラウンのウッドが清潔感を演出し、キッチンには2口コンロとシンクを備え、カウンターの上には電子レンジ、下部には冷蔵庫を収納。運転席と助手席は回転対座式となりセカンドシートと向き合わせると、高さ調整ができるテーブルを挟んだリビングルームへと大変身します。
セカンドシートは電動リクライニング式となり、フラットにすることでベッドへと姿を変え、後部に設えた2段ベッドと合わせて大人4名がゆったり就寝することができます。また、同モデルの後部には専用のトイレが用意され、床面に排水機能を持たせることでシャワールームとしても使えるのはうれしい限り。高さのあるデュカトだけに室内は快適そのもの。立った状態シャワーが浴びられるのも大きな利点と言えるでしょう。
欧州で大人気のデュカトをベースに、使い易さと快適性を追求した究極のキャンピングカー。人生を豊かにしてくれる1台は、キャンピングカー好きにとっては魅力的な存在になりそうです。気になる価格ですが、今回の撮影車両には1480万円(税込)のプライスタグが掲げられ、デリバリーの開始は2024年の春とのことです。