ロケーションを優先するとどうしても遠方になりがち
以前、海水浴を兼ねて西伊豆にあるキャンプ場に行こうという計画が持ち上がりました。ただ、夏の海辺でのキャンプは熱中症のリスクもあり、自宅から5時間以上のクルマ移動になることから、基本的に私一人で運転することを考えると(奥さんはペーパードライバー)、片道5時間はよしとしてもテント泊後に海水浴して、それから5時間かけて帰宅するのは運転のリスクが高いということで却下。また、人気のキャンプ場なのでテントでびっしり埋め尽くされていると聞き、プライベート感がないのも個人的にはNGでした。
理想をいえば、太平洋側の東北エリアや北アルプスや伊勢志摩方面のキャンプ場にも行ってみたいのですが、ドライバーがもう一人増えないことには実現しそうにありません。ただ、車中泊できるクルマさえあれば、運転に疲れたら自由気ままに休息を取りつつ遠方まで行けそうです。
『クルマの運転なんて大したことないだろ!』とお思いの方もいるかと思いますが、家族全員の命を預かりながら、キャンプ道具をクルマの荷室に押し込み(バックミラーからの後方視界ゼロ)、それでもスペースが足りない場合は2列目シートの足元に寝袋を押し込むなど、日常生活のなかでの運転とは異なり、長距離の運転はとても緊張を強いられるのです。
運転の疲労度も考慮してキャンプ場を選定したい
運転の疲労度は、人によってそれぞれ異なりますが、私の持論は、キャンプデビューするなら近場のキャンプ場をとにかくおすすめします。初キャンプでは1泊2日でもアッという間に時間が過ぎてしまいます。昼過ぎにキャンプ場に到着して、テントの設営からBBQの準備(火起こし含む)を終えたと思ったら、すでに夕暮れ時……。これが初キャンプの現実です。
道具をひと通り揃えてテンション爆上がりで憧れのキャンプ場を予約したのはいいけれど、ロケーションのよさとアクセスのしやすさは、基本的に反比例の関係にあると思ってください(※もちろん、例外もあります)。私のわずかばかりの経験則ではありますが、初めてのキャンプで失敗してしまうと、それがトラウマとなりキャンプ嫌いになってしまうこともあります。
それは非常に残念なことなので、キャンプデビューの際はあまり気張り過ぎず手軽にアクセスできる場所から始めてみるのはいかがでしょうか!