私のキャンプデビューは自治体が開催する「子どもキャンプ体験」のイベントでした。向かった先は、チャーターしたマイクロバスで自宅から1時間ほどの公園内にあるキャンプ場です。ここで簡単なロープワーク体験やトレッキングしながらの自然観察などを行い、翌日は蕎麦づくり体験といった非常にシンプルだけど充実した初キャンプでした。たった1泊2日のアウトドア体験でしたが、大人の私でも疲労困憊だったので、まだ小さかった子どもたちはもっと疲れたのではないかと思います。
日帰りBBQから始めた我が家のアウトドア体験
我が家では、テントを購入する前にコールマンのスクリーンタープを用意しました。というのも、小さな子どもを2人連れてのテント泊は少しハードルが高いと思ったからです。そこで、自宅がある同じ埼玉県内の清らかな川が天然プール(夏期限定)になるキャンプ場で、BBQを楽しんだのが自力での初キャンプ(デイキャンプですが)となりました。滞在時間は6時間程度でしたが、川遊びではしゃぎ過ぎたのか、片道100km程度の道のりでしたが、帰りの運転はとてもしんどかったという記憶があります。
その後もデイキャンプを中心にプチキャンプを楽しんできましたが、初めてのテント泊キャンプは自宅から高速道路を使って1時間半程度の比較的近場のキャンプ場を選びました。テントは知人から譲り受けたもので、ショックコードが伸びて少し怪しい感じではありましたが、苦労しながらもなんとか初めてのテント泊を乗り切りました。
ところが、その怪しいテントで事件が勃発。2度目のテント泊では、ポール自体の劣化も激しかったことに加え、風も少し強く吹いていたためテントが半倒壊状態に。結局、テントごと飛ばされることはなかったのですが、その晩は一睡もできず「ほんと、何しに来たんだろう……」と後悔ばかりの苦い思い出になったのです。
近場のキャンプ場なら時間がたっぷり使える
コロナ禍があり、急激にキャンプ人気が高まったといえる昨今ですが、年に2〜3回程度(我が家はこれでも多い方)キャンプに出かけるようになった2015年頃でも、すでにキャンプ場の予約は取りにくく、口コミやキャンプ場の写真をチェックして、ロケーションがいいキャンプ場を探してきました。
私自身はロケーションよりもキャンプでのBBQ(お酒も)やアクティビティ体験ができることを優先していたのでロケーションは二の次。
埼玉周辺には千葉・茨城などアクセスしやすいキャンプ場は沢山あるので、わざわざ遠くまで行かなくても……というのが本音でした。自宅からの距離が遠くなれば、その分だけ移動に時間がかかり、場合によっては渋滞に巻き込まれることもあります。
テント泊はすでに10回以上経験を積んできましたが、年に数回のキャンプだと半年程度のブランクが空いてしまうこともあり、会得したはずのテント設営がまた振り出しに戻るなんてことを繰り返し、結局サイトの設営に時間を要することになります。それ故に移動時間のロスを極力減らすために、現在でも近場のキャンプ場を選ぶようにしています。