ソトラバ

【連載コラム】「聖地ヨセミテ」に魅せられて! vol.02 日本とは大きく違う本場アメリカの「サマーキャンプ」スタイル

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

ピクニックテーブルやファイヤーピットが常設

もちろん各サイトには駐車スペースが用意されているので、荷物の搬入・搬出で苦労することはありません。アメリカ人は旅行の荷物が多いイメージがありますが、キャンプでも大量のグッズや道具を持ち込む人が少なくありません。

巨大テントとキャノピー、BBQグリル、テーブル、ビーチ&キャンプチェア、自転車、カヤック、ボート、浮き輪などをトラックの荷台に山盛り状態で積み込んでやってきます。なかには引越し用のレンタルトレーラーを引っ張ってくる強者もいるぐらいです。

パインクレストキャンプ場の区画サイト

キャンプサイトには、通常ピクニックテーブルとファイヤーピットが用意されています。ファイヤーピットは、ドラム缶の輪切りのような鉄製の円筒を地べたに置いたもので、直火調理できるように鉄のグリルが付いているものもあります。薪は周辺に落ちている枝を拾ってそのまま使用してもよいキャンプ場もあれば、購入しないといけない施設もあります。

流し場がなくて洗い物が基本的にできない

おそらく日本と違うのは、流し場がなくて洗い物ができないことです。そもそも水道がないところもありますし、トイレの洗面所しかないところもあります。大きなキャンプ場では、道端に蛇口がポツンと設置されていることもありますが、これらは水汲み用です。おのずと簡単な食事になるのもわかりますね。

水廻りの設備に関してはやや不便ですが、テントさえあればあとは家にあるものでなんとかなりますし、キャンプ用品も安価なものが沢山あるので、初心者でもそれほどハードルが高くないのがアメリカのキャンプ場の良さでもあります。

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