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スライス肉は「バーベキュー」に非ず! 常識をくつがえすホントの「BBQ」は塊肉をワイルドに丸焼きすることにあり

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

レアに仕上げるならお肉を休ませること!

閑話休題。コンロにフタがない場合には大型のバットやボウルを被せるのもよいでしょう。面倒な場合にはアルミホイルを使って肉を包むのも賢い方法になります。ある程度表面が焼けたらアルミホイルで肉を包み、その上からタオルを巻き付けて保温効果を高めて肉を休ませてください。

その場合、クーラーボックスで休ませるとより効果的です。余熱でじっくりと内部まで熱を入れることで表面は香ばしく、中がジューシーなレアに仕上がります。スライス肉では「焼き係」が常に肉を焼くこととなり、誰かが自分を犠牲にして給仕をしなければいけませんが、肉を休ませている間に付け合わせを用意し、テーブルをセッティングしておけば、参加者全員で楽しい食事が楽しめるというメリットも生まれます。

テーブルにはBBQソース、ケチャップ、マスタード、ピクルス、刻み玉ネギ、レタス、トマと塩、ブラックペッパーを用意し、各自が自分の好きな味付けで楽しめばOK。パンを用意しておけばサイドイッチにもでき、余計な下準備や味付けによる不満が出ることもありません。このダイナーのようなアメリカンスタイルこそが本来のBBQの醍醐味であり、最小限の手間で最大限の楽しさが味わうことができる秘訣なのです。

【まとめ】

BBQ本来の「丸焼き」というスタイルは、贅沢に見えて意外と経済的であることはあまり知られていません。一般的な焼肉店では一皿の肉の重さ(量)は100gが平均とされ、多い人なら十人前(1000g=1kg)なんてペロリです。しかし1kgのステーキとなると手強い存在となり、食べ盛りの子どもたちとのBBQでは、ブロック肉のほうが最終的な量(=出費)を抑えることができるのです。

大きなステーキ肉はインパクトがあり精神的な満足度も大きいはず。「あのとき、BBQで大きなお肉を食べたよね」と、子供たちの記憶に残ることは間違いありません。次回のキャンプは野外焼肉をお休みし、経済的で豪快なアメリカンスタイルのBBQに挑戦してみませんか!

 

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