ソトラバ

嘘のようでホントにあった「キャンプ場」のありえない「とんでもエピソード」

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

  • キャンプでビールを乾杯する仲間達
  • キャンプでギターを弾く男性
  • 仲間達とのグループキャンプ
  • テントを設営する女性
  • ドローンで撮影したキャンプ場
  • ドローンを飛ばすキャンパー
  • 椅子を設営する女性
  • テントを広げるキャンパー
  • キャンプ場に不釣り合いな女性
  • ビールを飲む男性キャンパー

老若男女問わず、キャンプにハマる人が急増中です。ソロキャンプや家族でのファミリーキャンプ、数組の仲間たちが集まったグループキャンプなど、そのスタイルはさまざまです。ほとんどのキャンパーたちは、周囲に迷惑をかけることなくマナー&ルールを守りながら楽しんでいますが、残念ながら周囲からの鋭い視線に一切気づくことなく、我がもの顔で盛大に盛り上がっているキャンパーとは呼べない輩たちが一定数いるのも事実です。そんな、嘘のようで本当にあったキャンプ場でのありえない「とんでもエピソード」をお届けします。

【とんでもエピソード.01】
全員がキャンプ初心者という困った人々

夏のキャンプで出逢ったグルキャン集団との遭遇からお話ししましょう。どうやら仲良しファミリーの合同キャンプらしく、3家族がみな新品のテントをパッケージ(箱)から、それぞれ取り出しています。その後、1時間以上が経過しても一向にテントは設営されず、パパさんたちは説明書を片手に右往左往。ついにママさんたちから「早く組み立ててよ~」や「まだぁ~」と叱咤激励の嵐が浴びせられ、子どもたちからは空腹なのか「おなか空いた〜、BBQしようよ……」とパパたちに追い打ちをかけます。

テントを広げるキャンパー

炎天下で大汗をかきながら作業をするパパさんたちですが、それを見かねた心優しき私の友人が、現場監督として手助けを買って出たのは良いのですが、なんとキャンプに参加したパパさんたちは全員初キャンプだったそう。テントの構造どころか、購入したキャンプ道具の知識も乏しく、ホームセンターの店員に言われるまま購入して、ぶっつけ本番に挑んだようです。

その後もタープの設営やBBQコンロの組み立て、木炭や薪の火起こしなんてできるはずもなく、友人は使う予定だったカセットコンロをその場で貸したそうです(もちろんCB缶と一緒に……)。さらに、焼き方まで友人が指導して、疲れ果てた姿で戻って来た友人ではあったのですが、「奥さまたちが可愛かった」と鼻の下を伸ばしていたので、それはそれで良しとすることに。

【とんでもエピソード.02】
イケイケのオシャレ番長がキャンプ場に降臨

私がキャンプを始めたころ、友人たちと日帰りキャンプを計画し、数多くの仲間たちが集まることになりました。現地集合で落ち合うことになっていたのですが、仲間たちが家族や彼女を連れてきたりするなかで異彩を放つ女性がひとり。なんと白系の涼やかなロングスカートのワンピースに厚底のサンダル。少し風が吹くとさらさらのロングヘアーをなびかせ、その姿はまさに「オシャレ番長」。

キャンプ場に不釣り合いな女性

まぁ、ファッションは人それぞれなので良いとして、キャンプ中も椅子に座ったままで不機嫌顔。BBQを手伝うこともなく「女王様」気取りで過ごす姿は、逆に神々しさすら感じさせるほどでした。

なんとか無事にキャンプが終わり散開となったのですが、「不機嫌おしゃれ番長」を連れてきた友人は仲間たちから総攻撃にあったことは言うまでもありません。カジュアルなキャンプであってもTPOが重要なことを痛感させられた25年前の懐かしい思い出でした。

【とんでもエピソード.03】
帰りの運転を拒否するキャンプドランカー

私の友人はみな酒飲みで、キャンプやBBQのときはもちろんお酒は欠かせません。酒好きにとって、キャンプでの飲酒はメインイベントのひとつで、高揚した雰囲気のなか楽しい時間を過ごすことができます。しかし友人のSは「帰りの運転は俺にまかせろ!」と豪語したにも関わらず、キャンプ場に到着するやいなや冷えたビールを「グイッ」と飲み干し、その後も焚き火を囲んで今度はウイスキーを「チビチビ」舐めながら昔話に花を咲かせていました。

ビールを飲む男性キャンパー

そんな楽しい時間は深夜まで続き自分のテントで就寝したのですが、翌朝トイレに行きたくなりシュラフから出た瞬間、Sは早朝からビールを「グイッ」と流し込んでいるではありませんか。自分が運転して帰ることを拒否するように飲み続ける友人に「お前、帰りの運転は?」と尋ねると、「無理っ」と明快なひと言。信じた私が馬鹿でした……。そう、Sは無類の酒好きで「飲むな!」というほうが無理なのでありました。もちろん帰路は私がステアリングを握ったことはいうまでもありません。

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