モデル名:NUTS RV LEEKⅢEVOLITE
2023年7月1日(土)〜2日(日)の2日間、東京ビッグサイト東7・8ホールで開催された「東京キャンピングカーショー2023」。同イベントにはキャンピングカービルダーなど90社が出展し、約200台ものキャンピングカーが会場を埋め尽くしていました。
2日間の来場者は1万6369人を記録し、史上最大級のキャンピングカーイベントとして、大成功を収めました。今回はソトラバ編集部がイベントに潜入し、話題の車両を取材してきました。
高効率の充電システム「EVOLIE」を搭載
まず編集部が注目したモデルはNUTS RVからリリースされた「LEEKⅢEVOLITE」(リーク3エボライト)です。バンコン人気の主役であるハイエース(スーパーロング・ワイド・ハイルーフ)をベースとし、先代のLEEKⅡ(リーク2)で培った使い易さを継承するとともに、家庭用エアコンを標準装備しているのが大きな特徴です。効率の良い充電システムとして独自に開発したEVOLIEシステムとの融合により、猛暑の日本でも快適な涼しさを提供してくれるのです。
このシステムは家庭用エアコンを一晩使用した後、4~8時間ほど走行すると3つ目の補助バッテリーがフル充電され、同夜もストレスなくエアコンを使用することができる画期的なもので、キャンピングカーが抱えていた夜間の「寝苦しさ問題」を解決してくれます。気になるバッテリーの残量や充電・使用電流は発光タイプの液晶モニターを備えたドイツ製のバッテリー残量計「ボトロニック」で確認することができ、バッテリー上がりや家電製品の使用時間を把握することが可能です。
さらに、このモデルの床、壁、天井にはウルトラ断熱システム「エアフォリア」と呼ばれるポリウール素材の高断熱材が使用され、外気温からの影響を受けない工夫が凝らされています。同素材は吸音性にも優れ、混雑するオートキャンプ場でも快適なプライベート空間を提供してくれるのも見逃せないポイントです。