2023年5月20日(土)〜21日(日)の2日間、AICHI SKY EXPO 愛知県国際展示場で開催されたアウトドアの祭典『FIELDSTYLE JAPAN(フィールドスタイル × ビークルスタイル)』。会場には、アウトドアテイストにスタイルアップされたカスタム車両がズラリと並ぶなか、多くの来場者から注目を集めていたのが、レクサスブースに置かれた「GX OUTDOOR JAPAN CONCEPT」と「RX OUTDOOR CONCEPT」の2台。
この2モデルは、2023年1月に開催された「TOKYO OUTDOOR SHOW 2023」ですでにお披露目されたモデルで『LEXUS OVERTRAIL CONCEPT』によってカスタマイズされたスタイルは、レクサス伝統のラグジュアリーさをスポイルすることなく、大自然と共生しながらアウトドアライフスタイルのさまざまな体験を提供してくれるものとなっています。
ラダーフレーム採用の本格派SUV「レクサスGX」
トヨタ・ランドクルーザープラド(150系)とシャーシやボディを共用するレクサスGXには、フラッグシップのLXと同様に、ラダーフレームを採用した本格派オフローダーです。どことなくプラド感を感じさせる佇まいは兄弟車たる所以です。ただしGXは日本未導入モデルであり非常にレアな車両が愛知で展示されたことになります。ちなみに2023年末の発売が噂される新型GXは、日本市場への導入も囁かれており、新型ランドクルーザープラドとともに、今年話題のSUVモデルになること必至です。
GX OUTDOOR JAPAN CONCEPT(GX460ベース)に話を戻すと、ボディカラーにはアウトドアシーンに溶け込むテレーンカーキマイカメタリックを纏い、TOKYO OUTDOOR SHOW 2023での展示仕様とは異なり、日本のサードパティ製パーツを揃えたラインアップとなっています。
ルーフラックにYAKIMA(ヤキマ)、ライトバーにIPF、サイドオーニングにDARCHE(ダーチ)、ラゲッジにはウインチやルーフトップテントでお馴染みARBのドロワー(荷室収納用具)が採用され、自由度と拡張性の高いカスタマイズとなっています。
なかでも、サイドオーニングは270度の広角で拡張(ボディサイドからリヤラゲッジ後方まで)させることができ、ARBのドロワーにはベッドを引き出すことができる頑丈なローラードロワーシステムの採用により、ラゲッジの奥に積んだキャンプ道具を簡単に手前に引き出すことができるのです。
アウトドアやキャンプに出かけると車載した道具の載せ降ろしにひと苦労することがありますが、このドロワーシステムがあればその心配は無用というわけです。
ちなみにサイドオーニングの下には大人4人が寛ぐことができ、さらに自転車のメンテナンススペースも設けられており、外遊びを余すことなく満喫できる見どころ満載のアウトドアスタイルに魅了されました。