はじめまして! この度、連載コラムを書かせていただく井上ゆずです。名古屋に生まれ、上京して普通に就職し、異業種転職を繰り返した後、2000年に飼い猫とともにカリフォルニアに。サンフランシスコに始まり、ベイエリア内を転々としながら、生きている間に好きな場所に住みたいと思い、2年前にアメリカ・カリフォルニア州のヨセミテ国立公園の近くに引っ越してきました。
シエラネバダの自然が好きで、夏はハイキングやバックパッキング、カーキャンプにバイク、冬はスノーシューやスキーを楽しんでいます。また、キャビン民泊を始めようと只今奮闘中です。
さまざまな表情を見せるカリフォルニア
カリフォルニアといえば、ロスアンゼルスのイメージがあると思います。青空が広がり、開放的で、お洒落なお店やレストランがたくさんあって、セレブが住んでいる暖かくて陽気な場所。西海岸と呼ばれる海沿いには、ロスアンゼルスを始めサンフランシスコ、サンディエゴなどのおなじみの都市が並んでいます。
しかし、その細長い西海岸は日本よりも大きなカリフォルニアのほんの一部なんです。東側に目を向けると、厳しい気候の砂漠が広がり、急峻なシエラネバダの山々が連なっています。
デスバレーという世界一暑い砂漠が存在し、樹齢約5000年の世界最古のブリストルコーンパインや世界一高いジャイアントセコイアの木が根を張り、アメリカ本土最高峰のホイットニー山がそびえ立ち、ヨセミテ国立公園に見られるようなダイナミックな氷河地形が広がるなど、ヤシの木が立ち並ぶ西海岸のイメージからかけ離れた、壮大で多彩な大自然もカリフォルニアの大きな魅力です。