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キャンプ場つくっちゃいました!【vol.01】脱サラキャンパーが独力でキャンプ場を立ち上げるまで-be-北軽井沢キャンプフィールド/後編

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キャンパーさんを笑顔にできる最高の仕事

そして迎えたオープン日。チェックインの対応をしてキャンパーさんをサイトへとご案内。トイレや炊事場の掃除と売店での対応をおこなって、夜は見回りをします。事故やトラブルなく無事にチェックアウトしてもらうことまでがキャンプ場の仕事です。キャンプの主役はキャンパーだけど、キャンプ場は影で支える名脇役的な立ち位置だろうなと思います。

ここには、富士山もなければ、夜景が一望できるような絶景もありません。おしゃれなカフェが併設されているわけでもありません。

しかしながら、他のキャンプ場に引けを取らない自然の美しさがあります。空の色は都会とは違うキレイな青色をしていて、草木の緑はいくつも色合いを持っています。風は軽やかで空気がおいしい。朝夕は鳥が鳴いたり、木をつついたり。夜になれば場内がしーんと静まり返り、音のほとんどない世界になります。

そんな環境は、自然派キャンパーにとってはもってこいの場所だと思って、ここでキャンプ場をやっています。

整備や水回りの掃除など決して楽なことばかりではありませんが、実際にキャンパーさんをお迎えしてここで良い時間を過ごしてもらう。

チェックインのときにはどこか疲れた顔をされた方が、お帰りになるときには満面の笑みを浮かべている様子をみると、準備の苦労はどこへやら。

「とても気持ちよく過ごせました。また来ますね」

その言葉をいただくと、心の中でガッツポーズをしている自分がいます。キャンプ場は、キャンパーさんを笑顔にできる最高の仕事です。

今日も明日も明後日も、できるかぎりの準備をして。皆さんのご来場をお待ちしております。

                   

【データ】
■施設名:-be-北軽井沢キャンプフィールド
■住所:群馬県長野原町応桑1984-160
■予約サイト:https://campismfield.jp/be-camp-book/

佐久間亮介(さくま・りょうすけ)
■プロフィール
東京出身東京育ち。日用品メーカーを退職し、2014年3月から約2年間かけて日本全国キャンプ場めぐり旅に出る。キャンプ初心者向けの情報を発信したブログは月間最大80万PVを獲得。

その後、テレビや雑誌、ラジオなどの出演、テンマクデザインとのコラボレーションアイテム「ガレージテント」の企画、イベントの企画・運営など、キャンプの仕事をしている。著書に、キャンプにまつわる仕事を紹介した本「キャンプ職業案内」がある。

-be-北軽井沢キャンプフィールドの佐久間亮介
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