夏前のキャンプは湖が穴場になる可能性が高い?
静かな湖畔の森の影から眺める景色は、夏前がベストシーズン。湖面を渡る風は心地よく、山上湖ではない限り気温の寒暖差が少ないのも大きな魅力になります。海開き前で海水浴が楽しめないのであれば、湖畔のキャンプ場を選んでスワンボートやカヌー体験などを楽しむのもよいでしょう。
キャンプ場と共に周辺にはレンタルボート店なども多く、ボート遊びをアクティビティとして楽しむのもおすすめです。また夏場では、水温が上がり過ぎて釣れなくなるトラウト系の魚も6月までなら釣ることが可能。ルアーフィッシングを楽しむ人なら、ブラックバスがスポーニングと呼ばれる産卵時期を迎えていることもあり、大きく太ったランカーサイズを釣るには絶好の季節でもあるのです。
快適な湖のキャンプ場ですが、唯一の難点は「山」や「海」のキャンプ場に比べて(ロケーションの)パンチ力が足りないこと。その分、バーベキューや焚き火、釣りやカヌーなどのアクティビティに力を入れて楽しい思い出を作りましょう。
【まとめ】本格的な夏シーズンの前だからこそ初心者キャンパーにはチャンスが広がる!
ここでは「これからキャンプをはじめようと考えている人」に向けて、ロケーション毎に初キャンプの注意点を紹介してきましたが、じつは梅雨前の季節こそキャンプ初心者には最適な季節なのです。夏になれば「紫外線」や「猛暑」、「害虫」など、日常生活では考えらないような試練が待ち受けていますが、本格的な猛暑を迎える夏の初期はおだやかな環境でキャンプが楽しめます。
この季節に経験を積んでおくことで「本格的な夏シーズンには何が必要か?」を理解でき、キャンパーとしてのスキルを上げることができるのです。「森」、「海」、「湖」と大きく3つのタイプに分けて説明してきましたが、今の季節はどのようなキャンプ場を選んでも、間違いはありません。ただし、本格的な夏を迎えてしまうと海水浴をともなうキャンプは、しっかり熱中症対策することが求められます。
夏休みに向けて、すでに計画済のキャンプはロケーション毎に気温が大きく異なり、朝晩は夏でも冷える場所もあるので、しっかり調査・対策して初キャンプに挑戦してみてはいかがでしょうか!