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キャンプ場つくっちゃいました!【vol.01】脱サラキャンパーが独力でキャンプ場を立ち上げるまで-be-北軽井沢キャンプフィールド/前編

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

具体的なイメージを持ったらこの地に出会えた

エリアを決めた後は、次に広さと環境を決め、より具体的に場所を探します。広さは、「少なくとも5000㎡以上あって、追加で土地を購入or賃貸で手に入れることができる拡張性のある土地」、そして、水道と電気のインフラの整備のしやすいところを探しました。

                     

                      

環境は、ナラなどの広葉樹加え、シラカバ、カラマツなどが生えている森林と、草原サイトの2種類のキャンプサイトが持てることを理想と決めました。

                       

                          

土地探しは、キャンプ旅の際にアルバイトをしていてご縁のあった、北軽井沢スウィートグラスの関係者の方に協力していただきました。飛び込みでいろんな地域を巡り、自力で土地を見つけることも不可能ではないかもしれませんが、やはりその土地に精通した人たちに話を聞くことが大切です。

便利な今の世の中ですが、ネットでは転がってない情報がたくさんあります。Googleマップを見ながら良さそうなところに目星をつけて、実際に行ってみる。そんなことも何回もやりました。

私の場合は、キャンプ旅の最中にいただいた縁もあったのですが、そういった縁がまだない方は好みのエリアに足繁く通ったり、一念発起して先に移住してコミュニティに入ってみるのもいいと思います。

かくいう私も、いまキャンプ場をやっているこの土地は、実際に北軽井沢に家を借りたその日、前述の関係者にキャンプ場のイメージを伝えたことで出会うことができました。いま振り返ると、こことの出会いは奇跡的だったと感じますが、移住を決めたり、足繁くその土地に通うなどの泥臭さや行動が人の心を動かしたりもするものです。

次回は「後編」として、紆余曲折あった立ち上げから運営、キャンプ場に対する想いについてお話しします。お楽しみに!

                      

【データ】

■施設名:-be-北軽井沢キャンプフィールド

■住所:群馬県長野原町応桑1984-160

■予約サイト:https://campismfield.jp/be-camp-book/

                                

■佐久間亮介(さくま・りょうすけ)

■プロフィール:東京出身東京育ち。日用品メーカーを退職し、2014年3月から約2年間かけて日本全国キャンプ場めぐり旅に出る。キャンプ初心者向けの情報を発信したブログは月間最大80万PVを獲得。その後、テレビや雑誌、ラジオなどの出演、テンマクデザインとのコラボレーションアイテム「ガレージテント」の企画、イベントの企画・運営など、キャンプの仕事をしている。著書に、キャンプにまつわる仕事を紹介した本「キャンプ職業案内」がある。

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