コンテナボックスは湿気取りや隙間テープで対策する
収納ボックスを活用する場合、内部に乾燥材や湿気取り剤を入れるのも道具を長持ちさせるテクニックの一つです。また、本体と接するフタの溝に「隙間テープ」を貼ることで、密閉度を高めることもできます。その場合、フタ部分がロックできるアイテムを選ぶことで、トルクをかけて締めることができるので、密閉度は大きくカビやすいモノや湿気を嫌う道具を収納する場合の有効策になります。
収納時には緩衝材として新聞紙を使うことが湿気対策になることを覚えておきましょう。収納ボックスのなかは道具をテトリスのように組み合わせ、無駄な空間を作らないことが、結果として収納力をアップさせる秘訣です。
嵩張りがちなシュラフなどを圧縮袋で収納
収納ボックスとともに使って欲しいのが「圧縮袋」です。これも100円ショップで購入できる優れモノで、密閉性の高いビニール袋にシュラフやダウン、ブランケットを入れて掃除機や体重をかけて内部の空気を抜くことで、体積を激減させることができます。
元々は布団を圧縮して収納するアイテムなのでシュラフやダウンには最適。圧縮袋を使う場合はしっかりと湿気を取り除き、無臭の防虫シートを入れておくことを忘れずに。圧縮状態から戻す場合は、キャンプに行く数日前に中身を取り出して、風通しのいい場所で陰干しをすればふんわり感を復活させることができます。
キャンプ道具をインテリア雑貨として活用する
「見せる収納」もおすすめです。ランタンやシェラカップ、シングルバーナーなどのキャンプ道具をインテリアとして飾ることで、押し入れのスペースを大幅に減らせることができます。また、自宅リビングで使うチェアやサイドテーブルをアウトドア用品と併用することで、日常的に使うのも見せる収納テクニックになります。
余談ですが、一人暮らしのキャンプ好きのなかには台所に2バーナーを置き、寝具はコットとシュラフを使うなど、生活用品のすべてをキャンプ道具で生活しているマニアもいます。見せる収納はセンスが必要で、下手すると道具を出しっ放しにしてるだけと判断され、奥さまから雷を落とされる可能性もあるので注意しましょう。
【まとめ】
キャンプ好きにとって収納問題は永遠のテーマであり、避けては通れません。キャンプ道具を増やさない努力も必要ですが、こればかりは止めるに止められない悪癖のようなもの。しかし、キャンプの経験を積むことで、道具が増えつつも不要な道具や使わなくなったギアを分別できるようになります。
少しばかり反省した姿勢を見せるのなら、リサイクルショップやメルカリ、ヤフオクなどを使って不要な道具を処分し、所有点数を減らしていくのも賢い方法といえるでしょう。「処分する」「数を減らす」と考えると、二の足を踏んでしまいますが「持っている道具の質を上げるチャンス」であり、「より良いモノに買い替えるステップ」だと思えば、手放すためのモチベーションになるはずです。