キャンプを成功させるカギは、なんといっても場所選び。そこで、積極的に選びたいのが芝生や草原のテントサイトがあるキャンプ場です。風が吹いてもほこりが立ちにくく、地面がふかふかだから寝心地も最高。今回は東北にある〝緑のじゅうたん〟が自慢のキャンプ場を厳選してご紹介します。
スキー場の地形を活かして開放感たっぷり
【施設名】GETO CAMPFIELD(岩手県)
豊富な積雪と雪質の良さで知られる夏油高原スキー場。そのゲレンデエリアにあるキャンプ場は、広々とした開放的な敷地でゆったりと過ごすことができます。
バラエティに富んだテントサイトは、人数や目的に応じて選べるのが魅力。そして、レンタル品も充実しています。テントやタープ、寝袋の単品レンタルはもちろん、手ぶらでの来場もOKなので、ビギナーでも安心してキャンプを楽しめます。
フリーサイトの草原は頻繁に草刈りを行うなど、場内の整備にも力を入れているのもうれしい点です。
場内には、美肌効果が高い弱アルカリ単純泉の天然温泉施設もあります。標高1000mに位置する展望露天風呂からは、四季折々の山の表情を堪能することができます。大きな外窓のついた遠赤外線サウナも完備。季節の移ろいを感じながら、身も心も癒やされる至福のひとときを味わえるなんて最高ですね。
高原の高台という立地につき、満天の星に出会えるのもこのキャンプ場ならでは。
地上とロープでつながった熱気球に搭乗できる係留フライト(夏季限定)や、キャンプ場近くのダムでのSUPなどのアクティビティも用意されています。
【データ】
■施設名:GETO CAMPFIELD
■住所:岩手県北上市和賀町岩崎新田 夏油高原リゾート
■営業期間:6月中旬~11月上旬
キャンプ場に隣接する散策路で森林セラピーも
【施設名】キャンピングビレッジ登米森林公園(宮城県)
市の総面積の約4割を森林が占める登米市。山間にある小さなキャンプ場では、四季折々の自然を楽しむことができます。芝生が広がるフリーサイト2区画のほか、オートキャンプサイト、コテージがあり、いずれも手頃な価格で利用できると評判です。
ちびっこ広場には、ファミリーに人気の木製遊具を設置。少し高い位置にあるため、場内を見渡すことができます。
登米森林公園を訪れたら、ぜひ足を延ばしてほしいのが隣接の「森林セラピーロード・登米ふれあいの森」です。森林セラピーとは、科学的な根拠に裏付けられた森林浴のことで、森を楽しみながら心と身体の健康維持を目指すというもの。全国には60カ所以上のセラピーロードがあり、宮城県では唯一のセラピー基地として認定されているのがこの森です。
森林内にはスギやコナラ、エゴノキなど、77科359種の植物が確認されています。「おちばの道」「まつぼっくりの道」といった8コースがあるので、体力や時間に応じて、好きなコースを組み合わせて歩くといいでしょう。
【データ】
■施設名:キャンピングビレッジ登米森林公園
■住所:宮城県登米市登米町日根牛上羽沢158-23
■営業期間:4月下旬~10月末営業