ソトラバ

道端は野生の王国! 街中自然観察シリーズvol.02オオキンケイギク

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

  • 線路脇に咲くオオキンケイギク
  • 特定外来生物のオオキンケイギク
  • 北米原産のキク科のオオキンケイギク
  • 道端に咲くオオキンケイギク

コンクリートジャングルなんて言われる大都会でも、よく見るとあちこちでいろんな〝自然〟が息づいています。街中で出会える小さな自然を観察してみませんか? 今回は、初夏の頃、ビビッドな黄色い花を咲かせる「オオキンケイギク」をご紹介します。

                    

華やかかつ生命力が強いワイルドフラワー

オオキンケイギクは、北米原産のキク科の多年草。1880年代頃に日本に移入してきた外来種の植物です。5~7月頃にかけて開花し、明るい黄色の華やかな花が一面に。明るい黄色が初夏の青空に映える、とてもきれいな花なのですが、じつは「日本の侵略的外来種ワースト100」に選ばれているものです。

                 

                    

もちろん栽培は法律で禁止され、違反すると罰金もあり得ます。在来の植生に悪影響を及ぼす可能性があるため、ここ数年は各地の自治体が駆除に取り組んでいる「特定外来生物」なのです。

               

                     

コスモスとよく似た黄色い花で、花の大きさは5~7cm程度。「黄色のコスモスと見分けがつかない」という声をよく聞きますが、キバナコスモスが咲くのは秋。夏前に咲いているなら、オオキンケイギクです。

また、葉っぱの形状がまったく異なっていて、葉に細かい切れ込みがあるコスモスと違い、へら型で薄黄緑色の葉が特徴です。

                      

               

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