テントやタープ、テーブル、コンロなど、キャンプに行くときに必要な道具はたくさんありますが、忘れてはならないのが雨対策グッズです。アウトドアでは、出かけるときに晴れていても、天気はいつ急変するかわかりませんから、必携アイテムだと考えておきましょう。
雨対策グッズといっても、さまざまな種類があります。もちろん必携とはいえ、できるだけ荷物は増やしたくないので、必要最低限の装備を用意したいですね。では、どんなグッズを準備したらいいのか、ベテランキャンパーであるフリーライターの篠原義夫さんにアドバイスしていただきました。
キャンプ用途ならコスパ重視で選ぶ
キャンプグッズを揃えようとするときは、できるだけ高品質なものを選びたくなるものです。アウトドアという、楽しいけれど不安定さもある場所で使うわけですから、少しでも安心できる高機能なアイテムが欲しくなるのは、ごく当たり前のことといえます。でも、高機能=高価格になりがちですので、キャンプでの雨対策として考えたときにはコスト面も気になるところです。
例えばレインウェアについて考えると、高い防水性と透湿性を備えた素材を採用したタイプが人気です。しかし、高機能な素材を採用したウェアは、一式揃えると結構な値段になる場合があります。登山などで活用するなど、使う機会の多い人なら選択肢になりますが、一般的なキャンプ用途では、本格的な仕様が必要になる場面はそう多くありません。
実際にキャンプでレインウェアを着用するのは、雨天の設営時と撤収時くらいですから、「標準的な防水&透湿性能を備えた、上下セットで1万円程度のレインウェアでも十分に役に立ちます」(篠原さん)。自分のキャンプスタイルを考慮して、ハイスペックを選ぶか、コストパフォーマンスで選ぶかを検討するといいでしょう。
携行したい防水グッズ
では、キャンプに行くときには、どんな雨対策グッズを持って行くと良いのでしょうか。篠原さんが挙げたのは、レインウェア、傘、レインシューズ、ドライバッグという4つです。それぞれの選択ポイントをご紹介しましょう。