外遊びをして子どもの服が泥だらけ
キャンプ場に着いた途端、子どもたちが靴や靴下を脱いで遊び始め、あっという間に服が泥だらけに。チサトさん一家の場合、2日分多めに持っていった子どもの着替えを初日で使い果たしてしまったことがあると言います。
「とにかく子どもは服を汚すので、着替えは多めに持っていきましょう!」(チサトさん)
また、「脱ぎ履きのしやすい靴」もポイントだそうです。
「キャンプでは意外とテントを出入りすることが多いので、子どもには脱ぎ履きしやすい靴を履かせています。冬は、キルティングの防水加工で靴ひもを結ぶ必要がなく、手を使わずに脱ぎ履きできるブーツを。大人も、履いていく靴とは別に、スリッパタイプのものを必ず持っていきますね」(チサトさん)
昼間は暑かったのに夜は寒くて眠れない!
キャンプ地によっては夜になると気温がグッと下がり、「寒くて眠れない!」なんてこともよくある話。ですので、寒さ対策は必須です。
「夏でも収納タイプのライトダウンは必携ですね。とくに高原のキャンプ場は、夕方から急に冷え込んでくるので寒さ対策は万全に」とチサトさん。
「もしキャンプをずっと続けていくなら、ポータブル電源もおすすめです」とヤスさん。コンパクトでありながらモバイルバッテリーよりも大容量のポータブル電源は、家庭用コンセントのAC出力にも対応するキャンプや車中泊の強い味方。チサトさん一家はキャンプの際、必ずポータブル電源を持参していると言います。
「我が家の場合、ポータブル電源と電気毛布は必須アイテムなんです。寒くて眠れない時は、電気毛布をポータブル電源につなげればOK。コンセントが設置されている『電源サイト』もありますが、どうしても場所が限られてしまいますからね」(ヤスさん)
せっかくのキャンプが寒さで台無しにならないよう、どんな季節でもしっかりと防寒対策をしていきましょう。
うっかりガスコンロを忘れた!
キャンプにおいて、おそらくもっとも多いであろうハプニング。それは忘れ物です。忘れものをすると「しまった!」と落ち込みがちですが、チサトさん夫婦は「忘れ物をしても気にしないこと」が大事だと言います。
「以前、ガスコンロを忘れてしまったときは、焚き火でなんとかなりました。チーズダッカルビも焚き火で作りましたよ」(チサトさん)
焚き火が難しければ外に食べに行ってもいいし、隣の人にガスコンロを借りるのでもいい。キャンプではそういうのもアリだと、チサトさんは言います。
「テントのポールを忘れたという友人もいましたから……、困ったら周りの人に助けを求めることも大切です。キャンプサイトに着いたらお隣さんに挨拶をして、顔を合わせておくといいですよ。例えばお風呂に行くときなど、サイトから離れるときも、顔が分かるお隣さんがいてくれることで安心できますから」(ヤスさん)
うっかり忘れものをしても代用品を考えたり、周りの人の助けを借りれば案外なんとかなるもの。ハプニングがあっても「なんとかなる」という気持ちで、キャンプを楽しみましょう!
今回はファミリーキャンプで起こりうるハプニングとその対処法を教えていただきました。キャンプ場選び、料理の便利アイテムと、ファミリーキャンプを楽しむための予備知識はばっちり。
チサトさん&ヤスさん一家に教えていただいた数々の知恵を参考に、楽しいファミリーキャンプへ出かけてみてはいかがでしょうか。
【プロフィール】
■チサトさん・ヤスさん
■インスタグラムで1.7万人(チサトさん)、1.6万人(ヤスさん)のフォロワーを抱える親子キャンパー。2019年、下の子どもが2歳の頃から家族でキャンプを始め、おしゃれで自然体のキャンプスタイルが人気に。YouTubeやSNSで、家族でのキャンプやアウトドア情報を発信している。
■ホームページ:https://yasufamilystyle.themedia.jp/
■インスタグラム(チサトさん):https://www.instagram.com/chichifusion/?hl=ja
■インスタグラム(ヤスさん) https://www.instagram.com/cellfusionig/