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富士山が見える絶好のロケーション！
■ふもとっぱらキャンプ場
「ふもとっぱらキャンプ場」は、静岡県・毛無山ふもとの原っぱに位置します。「ここは『目の前に富士山！ 』というロケーションが最大の魅力です。キャンプ場から望む朝日は格別に美しいです」（チサトさん）
富士山のふもとから頂上まで望めるという絶好のロケーション。それに加え、だだっ広い野原にテントを張れるのが何よりいいとご夫婦は話します。
「平日は広々と使えるので、子どもが走り回って遊ぶことができます。週末や連休は混雑するので子どもを見失う恐れもありますから、空いている時期に行けるといいですね」（ヤスさん）
場内には食堂もあるので、子どもと遊んでいて料理をする時間がなくなっても食事に困ることもありません。また、上級キャンパーも多いため、いろいろなキャンプスタイルが見られるというのも楽しみの一つだと言います。
「みなさん自由にキャンプを楽しんでいるので、見ているだけで勉強になります。散歩をしながら見学している方も多いです。もし分からないことがあったら、近くのキャンパーに聞いてみるといいですよ。交流しやすい雰囲気なので、色々と教えてくれると思います」（ヤスさん）
そんな魅力あふれるふもとっぱらキャンプ場ですが、標高830mの場所にあるため冬は寒く、夜は気温がマイナスまで下がることもあります。それでもチサトさん一家は、あえて12月に行くことが多いようです。
「空気が澄んでいるので冠雪の富士が美しく見え、焚き火も楽しめる季節です。12月上旬なら体感的にはまだ極寒ではないので、よくその頃に行っていますね」（チサトさん）
ファミリーキャンプで重視したい「もう一つのポイント」
「ひるがの高原」と「ふもとっぱら」は、どちらも広くて思い切り子どもを遊ばせられるキャンプ場ですが、子連れキャンプで重視したい点がもうひとつ共通しています。それは「トイレ」です。
「トイレは子連れにとって、重要なポイントです。山の中のフリーサイトキャンプ場のトイレは和式のところが多く、小さな子どもには少し難しいんです。その点、おすすめした両キャンプ場は、トイレが清潔で綺麗。管理棟が近くにあると、なお安心ですね」（チサトさん）
一方で、シャワーの有無はあまり気にしていないそう。
「1泊2日なら、チェックアウトしてから近くの温泉などに入るようにしています。最初の頃はテント設営に時間がかかるうえ、終了後にお風呂に行っていましたが、帰ってきたらもう真っ暗で……。初日はやることが多く、意外と時間がないんですよ」（ヤスさん）
ひるがの高原とふもとっぱらキャンプ場には、シャワーとお風呂が完備されていますが、炊事場ではお湯が出ないので要注意です。
「初めて親子で行かれる方は、お湯の出る炊事場があるキャンプ場を選んでもいいかもしれないですね。水だと油汚れも落としづらく、とくに冬場は子どもの手洗いだけでも大変。その点でいうと、滋賀県高島市の『白浜荘オートキャンプ場』や和歌山県串本町の『リゾート大島』がおすすめです」とアドバイスをいただきました。
チサトさんご夫婦のキャンプ場選びには、子連れキャンプで気をつけるべきポイントがたくさんつまっていました。ぜひ今後のキャンプ場選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。
次回は、ファミリーキャンプにおすすめの「アウトドア飯」をご紹介します。
【プロフィール】
■チサトさん・ヤスさん
■インスタグラムで1.7万人（チサトさん）、1.6万人（ヤスさん）のフォロワーを抱える親子キャンパー。2019年、下の子どもが2歳の頃から家族でキャンプを始め、おしゃれで自然体のキャンプスタイルが人気に。YouTubeやSNSで、家族でのキャンプやアウトドア情報を発信している。
■ホームページ：https://yasufamilystyle.themedia.jp/
■インスタグラム（チサトさん）：https://www.instagram.com/chichifusion/?hl=ja
■インスタグラム（ヤスさん） https://www.instagram.com/cellfusionig/
