「SEA TO SUMMIT」は、海(湖・川)、里、山でのアクティビティを通じて、自然の循環を体感する環境スポーツイベントです。2023年は全国11カ所で開催され、いずれも2日間に渡る内容となっており、初日に「人と自然との共生」をテーマにトークショーが、その翌日には各アクティビティが行われます。
シングルの部、チームの部、パラチャレンジの部から参加スタイルを選ぶことができ、パラチャレンジでは希望するアクティビティのみの参加が可能です。各大会によって難易度が異なるので、自分のレベルに合わせて選ぶことができます。
今回は、2023年7月22日(土)・23日(日)に山形県の月山エリアで開催される「SEA TO SUMMIT」をご紹介します。
残雪の夏山を目指して急勾配を駆け上がる!
大会のコースは、総距離21.5km、標高差1599m。湖でのカヤック、里でのサイクリング、山でのハイキングといった順でアクティビティこなし、ゴールを目指します。
スタート地点は、月山湖のカヌースプリント競技場です。壮大な月山湖の水面を5kmほど漕ぎ進み、湖をぐるっと一周します。月山湖は、寒河江川につくられた緑豊かな貯水湖。カヌーを漕ぎながら百名山の月山、朝日連峰を眺めることができます。
その後は、月山までの勾配のある道を自転車で駆け上がります。他の大会に比べ総距離は短いものの、標高差が大きいのが山形月山大会の特徴です。開催エリアの西川町は、総面積のほとんどが森林で占められているほど、大自然に囲まれた町。
アクティビティはハードですが、東北の美しい自然の景色に終始癒やされることでしょう。
急勾配な道を自転車で登った後は、月山ペアリフトで登山道の入口へ。そこから、出羽三山の主峰、まだ雪の残る月山の頂をハイキングで目指します。西川町は県内有数の豪雪地帯。ハイキングコースの途中には7月末まで滑走可能なスキー場があるほど、雪が残っているのです。
また、月山には350種類以上の高山植物が自生しており、〝高山植物の宝庫〟とも呼ばれています。この時期は、雪の傍らに咲く花々を見てフラワートレッキングを楽しめます。残雪を踏みしめ、多様な高山植物を眺めながらゴールを目指せるのは、山形月山大会ならではの魅力です。
サイクリングコースの途中にある志津エリアは、かつて出羽三山参詣で栄えた宿場町。現在でも多くの宿と温泉があるため、大会後の疲れた身体を癒すのに最適です。
アクティビティへの参加費は、全部門一律、1人あたり1万3200円。定員は全大会共通で先着300人限定となっています。募集人数に達し次第、受付は終了となりますので、エントリーをお考えの方はお早めにWEBよりお申し込みください。山形月山大会のエントリー締切は、2023年6月23日(金)までとなっています。