無理をせず延期も視野に入れた決断を
雨天時の対策はいろいろとありますが、篠原さんは、「ビギナーの場合、雨天前提のキャンプは避けたほうが無難です」とアドバイスします。やはり雨の日は、本来なら楽しめるはずのアクティビティが大幅に制限され、設営や撤収などの作業も余計に時間がかかってしまうからです。
「何より、予期せぬ怪我や災害など、雨の日はリスクも増大します」(篠原さん)。天気予報で雨が降る可能性が高い場合、無理をせず延期するというのも賢い選択でしょう。
運悪くキャンプ中に雨が降ってきた場合、最も警戒すべきは怪我や事故、災害です。川や海、湖などの近くには近寄らないのは当然として、地盤が緩んでいる可能性もあるため、崖にも近づかないようにしてください。
もし、キャンプ中に豪雨が予想される場合は、「前倒しの撤収を決断することも大事」(篠原さん)です。楽しいはずのキャンプが台無しにならないよう、状況を正しく把握して、早めの決断を心がけましょう。
【取材協力】
■監修:篠原義夫
■プロフィール:パソコン雑誌などの編集スタッフを経て、フリーライターとして独立。専門分野はパソコンやスマホ、タブレットなどのデジタル機器が中心だが、十数年来の趣味とするキャンプ関連の記事も嗜む。初心者にもわかりやすい記事を心がけて執筆活動を続けている。