ロープを使うときは自然への配慮も必要
ロープの使い方として気をつけなければならないのは、対人だけではありません。自然に対しても、配慮が必要です。 例えば、木の幹にロープを結び付けるとき、じかにロープを巻きつけてはいけません。これは、「木の表面を傷つけてしまうリスクがある」(打越さん)からです。
「タオルや段ボールなどを木に巻いて、その上からロープを巻きつけるようにしましょう」(打越さん)。〝直火〟の焚き火が禁止されているように、ロープを使う際も〝直巻き〟は避けるようにしたいですね。
ロープは、キャンプに不可欠のアイテムですが、使い方によって危険もはらんでいるということを知っておきたいですね。十分に気をつけて、キャンプで便利に活用してください。
【取材協力】
■監修:打越俊浩
■フリーライター。釣り、キャンプ、登山などのアウトドア系雑誌の編集、執筆、撮影を行う。プライベートな山行は、最近では低山が主流。釣りは鮎友釣り、渓流釣り、沖釣りなどを堪能して年間の釣行日数はトータルで30日ほど。