ソトラバ

意気揚々と挑んだ初キャンプで撃沈……「一泊」か「連泊」かテント泊デビューの最適解とは

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

  • テントを一人で設営するキャンパー
  • キャンプの荷物
  • テントの設営をするキャンパー
  • キャンプ飯の準備
  • 木炭の火起こし
  • テントの収納
  • 車載したキャンプ道具
  • ハンモックで読書
  • 親子で川釣り

初キャンプだからまずは手始めに「一泊」から──。そう考えたくなる気持ちは、わからなくもありません。しかし初めてのテント泊キャンプでは、ベテランキャンパーのようにテキパキと設営から調理、就寝準備、撤収までをスムーズにこなすことはできません。バタバタとなんとか一泊二日を乗り切ったとしても、時間に追われて心身ともに癒やされるはずだったのに疲労困憊。なかにはこの段階で、憧れだったキャンプライフから遠ざかってしまう人も、決して少なくはありません。

ここでは初めてのキャンプデビューは「一泊」か「連泊」か?、ある種、究極の選択にも似た最適解を検証してみたいと思います。

                                                                   

一泊よりも日帰りのデイキャンプがおすすめ

キャンプを手軽に楽しもうと、一泊二日のキャンプ計画を立てた人も多いはず。しかし、キャンプは想像以上に手間と時間がかかるもので、BBQの下準備としてキャンプ場に向かう途中、スーパーに立ち寄って食材や飲み物を買い込み、キャンプ場に到着したら受付を済ませ、クルマからキャンプ道具を降ろしてからようやくサイトの設営が始まります。

                                                     

テントの設営をするキャンパー

                                      

慣れていればなんてことない作業ですが「この支柱はどこの?」「フライシートの向きが逆じゃない?」など、テントやタープの設営に手間取ってしまうことも──。

さらに同時進行でBBQコンロや焚き火の火起こしをしているうちに、気が付いたらお昼はとっくに過ぎてしまい、慌てて夕食の準備に取りかかるハメに。そんなドタバタな時間を過ごしていると完全に日が落ち、なんとか食事を終えてテントに潜り込みバタンキュー。焚き火を眺めながらウイスキーを嗜むなんて余裕は一切なし。

そして翌朝は、ゆっくり朝食をとっていたら気が付けばチェックアウトまで1時間………。急いでテントとタープを畳み、シュラフを袋に押し込み、汚れた食器や焚き火の灰をしっかり消火して、灰処理も完了。なんとかクルマに荷物やキャンプ道具を押し込み、腕時計を見るとチェックアウトまで5分足らず。

                                           

車載したキャンプ道具

                                     

こんなことになるならピクニック気分が味わえる、日帰りのデイキャンプから始めてみるのもありです。テントを張らず、チェアとテーブル程度の設営であれば十分にキャンプを楽しむことができ、撤収もあっという間です。それに比べ、一泊のキャンプは荷物を広げ、食事をつくり、寝床の確保をしながら片付けを行い、超過密スケジュールになってしまうことも。一つひとつの行動に時間がかかってしまう初心者キャンパーの場合、「一泊キャンプ」は想像以上にハードルが高いことを覚悟しておきましょう。

                                                         

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