静岡県掛川市にある、掛川花鳥園は「花と鳥とのふれあい」が楽しめる体験型テーマパーク。総面積10万㎡という広大な敷地のなかに、大温室やスイレンプールなどを備え、世界中から集められた約100種900羽の鳥たちが暮らしています。

　

　

この掛川花鳥園の最大の魅力は、〝鳥との距離感がとにかく近い〟こと。園内の鳥たちは、そのほとんどがケージや檻の中に入っておらず、ほぼ放し飼い状態です！

何度か他エリアの花鳥園に足を運んだことはありますが、ここまで鳥たちが自由奔放に飛び回っているところはなかなかないと思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

インコの楽園！　スイレンプールでエサやり体験

例えば屋内にあるスイレンプールの周辺には、広いスペースにたくさんのインコが飛び回っています。このインコたちのなかで一番数が多いのは、オレンジ色の羽がきれいなコガネメキシコインコ。

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

非常に人懐っこい性格で、エリアに入って早々、あたまの上にちょんと乗ってきました。どうやらここが気に入った様子です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

エサなしでも人懐っこいインコたちですが、せっかくなのでエサやりも体験してみることに。手に持って数秒、目ざとくエサを見つけたインコが「ピ！」と鳴いてこちらに飛んできました。

まず手に3匹、両肩に2匹、腕にも1匹、それからあたまにも1匹……。

いや止まりすぎです。体にインコをまといすぎてまともに身動きが取れません。もはやエサやりというより、自身がとまり木です。

エサやりをしている人はみな同じような状況になっているようで、あちこちから楽しげな声が聞こえてきます。しばらく動きを止めていると、手の上の3匹のインコが「ピピー！」と鳴きながら喧嘩をし始めました。仲良くしてください。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

花鳥園でエサやり体験といえば、手を差し出すと1匹の鳥が腕に止まり、ゆっくりと食べている様子を見る、というのを想像していたのですが……。思ったよりも混沌とした状況。手の上で乱闘を繰り広げるインコをよそ目に、頭上のインコはのんきに毛繕いを始めたようです。

それにしてもこのインコまみれのとまり木体験、癒し効果が半端ではありません。ふわふわの毛並み、ちょこちょこと動く足、そしてなにより至近距離で見るインコがものすごくかわいいんです。

喧嘩したりくつろいだり、自分の体の上で、ここまで自由気ままなインコの姿を見られるとは思いませんでした。まさに鳥好きにはたまらない空間です。
※近づいてくるインコの数は、時間帯や曜日によって差があります。たくさんの鳥とふれあいたい方は、平日または午前中の訪問がおすすめです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

園内には楽しいイベントが盛りだくさん！

ちなみに掛川花鳥園では、一回100円～鳥たちにエサをあげることができます。6枚で500円のエサ・イベント用のチケットも販売されているので、たくさんエサやりがしたい場合にはこちらがお得です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

館内を飛び回る鳥には、15時30分までの間であればいつでも自由にエサやりができますが、ペンギンはエサが生魚のため、1日2回開催されるえさやり体験をお見逃しなく（1回300円）。

11時からは愛くるしいペンギンをひざに乗せて、記念撮影ができるイベントも開催されていますよ（1回700円）。記念撮影は当日10組限定で、窓口での先着順となりますので早めに予約しておきましょう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

掛川花鳥園ではこれらのふれあいイベントのほかにも、鳥たちがさまざまな競技を繰り広げるバードショーなど、見逃せないイベントが盛りだくさん。ショーでは鳥が客席間近にやってくるように工夫がされており、一部は観客参加型のイベントとなっています。

ショーの後にはふれあいタイムもありますので、とにかく鳥とふれあうのに大忙しの1日になりそうです。