海と山が近接する葉山町のほぼ中央に位置する仙元山。標高118mと低山ながら、眺望の素晴らしさは折り紙付き！　個性豊かな家々が並ぶ街並みの向こうには、相模湾と江の島が一望でき、ときには富士山だってくっきり見えるのです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

案内板が充実しているから安心

全長約3kmの仙元山ハイキングコースの入口は、葉山小学校横と葉山教会下の2カ所。さて、どちらから登るか。仙元山の山頂が葉山教会寄りのため、たっぷり歩いたあとに登頂のほうが達成感があるだろうということで、今回は葉山小学校横から登っていきます。

登山道の入口までは静かな住宅街をてくてく。舗装路から土の道に変わったら、いよいよスタートです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

傾斜がゆるやかで歩きやすいなあと思いながら、快調に進んでいたところにベンチが登場。相模湾が眼前に広がるナイスな休憩スポットですが、歩き始めてまだ10分足らず。疲労感はほぼゼロで元気もやる気もみなぎっているため、今回はちょっと立ち止まっただけですぐに歩き出します。

仙元山ハイキングコースのうれしいポイントは、あちこちに現在地が記されたマップや道標があるところ。それに従えば、道に迷うことなくゴールまでたどり着くことができます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

地元の人が手入れを欠かさないオアシスでひと休み

登山道に入ってから約30分。ソッカ山頂と呼ばれるポイントに到着しました。ここは仙元山ハイキングコース内の最高地点で、標高は189m。海はもちろん、伊豆大島や丹沢の山並みも眺めることができます。この日は姿を隠していましたが、ここから富士山も見られるのだとか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

実はこの場所は私有地で、土地所有者との話し合いの末、有志の人たちが枝打ちやベンチの設置などの整備を定期的に行っているとのこと。丸太のベンチに腰掛けて、しばしぼーっと目の前に広がる風景を眺めて英気を養います。