野外で飲料水を現地調達するための浄水器「スルーリンク インラインマイクロフィルター」がMSRから登場。沢水などを、フィルターを通すことで安全な飲料水に変えることのできるアイテムです。
手持ちのウォーターバッグに接続可能な71gの浄水器
MSR(Mountain Safety Research/エムエスアール)は、1969年にアメリカで立ち上がった登山ギアのブランド。登山用のテントやストーブ類はもちろん、雪山のバックカントリーで活動するためのツールなど豊富なギアを扱っており、性能の高さ・軽さから長年にわたり冒険家や登山愛好者、キャンパーたちに支持されています。
MSRの浄水器「スルーリンク インラインマイクロフィルター」は、登山はもちろん、キャンプや災害時などあらゆるシーンで活躍するアイテム。
使い方はいたってシンプルで、雨水や川の水をリザーバー(水を入れる袋)に採取し、フィルターとチューブを接続。あとはリザーバーをバックパックに取り付けたり、ポールに吊るせばOK。飲み口から吸水したり、重力を使ってフィルターに水を通し、ろ過ができます。ろ過した水はそのまま飲用できます。
リザーバー(水を入れる袋)は付属していませんが、プラティパス(https://e-mot.co.jp/platypus/)のボトルなど、手持ちのウォーターバッグに接続することができます。重量はわずか71g。サイズは4.1cm×19cm。軽量でかさばらないので持ち運びが負担になりません。
ストレスフリーかつ安心して使える
「スルーリンク インラインマイクロフィルター」のフィルターは、活性炭と中空糸膜の二段構え。流量が多いので短時間でより多くの水をろ過でき、ストレスなく使えます。
安全性についても実証されています。第三者機関による飲料水基準試験「NSFprotocolp231」において、バクテリアと原生動物を取り除く基準に合格しているほか、米軍が10年以上に渡って使用した実績があります。
MSRは、世界レベルの飲料水研究所を社内に有していることもあり、安全性についての信頼度の高いブランドなのです。取り扱い説明書に沿った使い方をしている限り、安全に使用することができます。
なお、海水や鉱山の廃石池からの水、その他化学物質で汚染された水などのろ過には使用できないので要注意です。
フィルターを長持ちさせるコツは、次の3つ。「ろ過する水はなるべく透明な水を使うこと」「濁った水をろ過する際は時間をおいて微粒子を沈殿させ上澄みを使うこと」「こまめにクリーニングを行うこと」
野外活動において欠かせない水。アウトドアのフィールドではもちろん、非常時の備えとしても、ひとつ持っていると心強いアイテムです。
「スルーリンク インラインマイクロフィルター」の価格は9240円。全国の登山用品店、アウトドア用品店で購入できます。