たくさんのキャンプ道具と日々接しているアウトドアショップの店員さんに、いま注目しているおすすめ製品を紹介していただくシリーズ。
今回は、石井スポーツ・ヨドバシ横浜店のキャンプ用品担当、佐藤洸さんに、「いざというときに役立つエマージェンシーアイテム」をテーマに、注目のアイテムを選んでいただきました。
本体は頑丈でスマホの充電もOK
災害時にも活用できるキャンプ道具はいろいろありますが、ここでは頑丈なランタンをご紹介しましょう。セレクトしたのはジェントスの「エクスプローラ EX-300H」(1万600円※税込)で、「アウトドアユースというよりも災害対策としての性格が強いモデル」(佐藤さん)なのだそうです。
どんなところが災害対策用なのかというと、「まず、USB充電でも乾電池でも使えて、スマホの充電もできる」(佐藤さん)点です。災害発生時は、明かりや電源は特に必要になると思われますので、これは大変ありがたい機能です。内蔵バッテリーの充電時間は約6時間で、乾電池の場合は単1アルカリ電池を3本を使います。電源が複数用意されているのは、緊急時の備えとしてとても重要なことですね。
「しかも、10mくらいの高さから落としても壊れません」(佐藤さん)、確かに、その見た目からも本体の頑丈さが伝わってきます。なのに、本体サイズは直径約102.2mm×高さ189mmとかなりコンパクトで、重量も約680g(電池含む)と軽量で、移動時も負担にならない点もメリットといえます。また、IP68と防水・防塵機能も優秀なスペックを持ち、2mの防水仕様を備えています。
基本性能が高く稼働時間も長い
ランタンとしての基本性能も高く、最大1300ルーメン(白色)と、「メインのランタンとして使える光量を持っています」(佐藤さん)。明るさも調整ができ、スイッチを長押しすることで、「弱」~「強」までを無段階に調光可能。もちろん調色機能もあり、白色、昼白色、暖色の3種類に切り替えられます。
気になる点灯時間は、白色が最大約174時間、昼白色が同210時間、暖色が同270時間となっていますので、緊急時でも安心して使える長さです。また、光がランダムに変化するキャンドルモードも備えていて、キャンプの際は雰囲気のあるシーンを演出してくれます。