焼肉のたれはBBQだけでなく、日々の食事づくりにも欠かせない心強い調味料ですが、青森県人のマストアイテムといえば「スタミナ源たれ(通称 源たれ)」です。ちなみに筆者も青森県出身。
今回は、源たれを使った煮込む料理のご紹介です。「うちではあまり焼肉をやらないから、たれが余っちゃって」という方、必見です。
源たれ〝煮る〟メニュー ~肉じゃが~
老若男女に人気のおかずといったら肉じゃが。味付けに源たれを使えば、あれこれ分量を計って……という手間が省けます。
具材を炒めて肉の色が変わってきたところで、水と源たれを投入します。源たれオンリーでももちろん構いませんが、甘口に仕上げたいなら、みりんや酒、砂糖を入れるといいでしょう。煮汁の濃さはお好みで!
煮込むことで引き出された野菜の甘みや旨みに、しょうがとにんにくのアクセントが加わり、いつもとは一味違うコクがUPした肉じゃがに出会えます。普段の肉じゃがに、源たれをちょい足しするのも大いにあり!
肉じゃがのほかには、ごぼうの甘辛煮を源たれで作るのもおすすめです。ごぼうならではの独特の風味が、甘辛い味の源たれのパワーでこんなにもおいしく変わるのか!? という驚きをぜひ味わって下さい。
源たれ〝煮る〟メニュー ~麻婆豆腐~
中華料理と聞いて真っ先に思い浮かぶもの、といったら、間違いなく上位にランクインするであろう麻婆豆腐。本場だと唐辛子や豆板醤、花椒といった辛味がしっかり効かせていますが、今回は辛いものが苦手な人でも食べられるよう、甘口をイメージした麻婆豆腐を作っていきます。
ひき肉とネギを炒めたら、源たれと水を入れてひと煮立ち。食べやすい大きさにカットした豆腐を入れて煮込みます。仕上げに水溶き片栗粉を加えて、とろみがついたら完成です。
食べてみた感想はというと、「おいしい、でも……」。麻婆豆腐かといわれると、ちょっと微妙な気がします。
子ども向けのおかずとしてならこのままでもいいですが、大人用だったらもう少し刺激が欲しい。
そんなわけで、ごま油と七味唐辛子を足しました。これで麻婆豆腐風にはなりました。具材を炒める段階で豆板醤を入れて、香りもしっかり引き出したらバッチリだったでしょう。