展示はまだまだたくさん! 飼育員さんのうっかり〝毒話〟も
生き物自体ではなく、その匂いを体感できるという一風変わった展示もありました。それはスカンクが放つ〝あのニオイ〟をかげるというものです。ボックスに入って目の前のボタンを押すと、1km先へも届くといわれる強烈な刺激臭が、なんと頭上から放たれます。会場はこの展示の周りだけざわめきが起こっており、「臭い!」と言ってすぐ出る人や、「どこか香ばしい香り」なんていう人もいました。
出口に近づくと、「飼育員の毒話」のパネルがありました。生物を扱う専門家でさえ、うっかり毒に触れてしまうこともあるそう。一体どんな〝毒話〟が書いてあるのか、実際に行ってたしかめてみましょう。
体験型の展示や学べるパネル、身近な毒の話など、さまざまな角度から毒を知ることができ、とても満足度の高い展示でした。筆者はグッズコーナーで、ネイビー地にヒョウモンダコの刺繍がワンポイントのハンカチを購入して大満足でした。ヒョウモンダコも鮮やかな体表が魅力的な有毒生物です。
毒は恐ろしいものですが、知っておくと危機回避などに役立つこともあります。興味を持つ入り口は「怖いもの見たさ」でも、行けば必ず得るものがあるはず。子供にも大人気の「もうどく展 ReMix」に、ぜひ足を運んでみてください。
【イベント情報】
■サンシャイン水族館《特別展》「もうどく展 ReMix」
■開催日:2023年3月17日(金)~11月5日(日)
■会場:サンシャイン水族館 特別展示会場(東京都豊島区東池袋三丁目1番ワールドインポートマートビル屋上)