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「キャンプ×ビジネス心理学」 vol.08 職場のキャンプはメリット大だけど、気をつけるべきポイントとは?

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

キャンプのノリを職場に持ち越すのはNG

キャンプでは自然の中で楽しい時間を過ごすので、普段の緊張から解放され、気分がリラックスして「自然体」になり、「素の自分」が出しやすくなります。普段気を張っている人ほどギャップが大きくなる傾向があるので、常に見られているということを忘れないようにしたいものです。

その一方で、敬遠していた上司や同僚とも、職場で会うのとはまた違った一面を発見できて、グッと距離を縮めることができたりするかもしれません。ただし、気をつけたいのはお酒の飲み方と人との距離感です。

「お酒が入るとついつい気が緩んで、学生時代の友達と飲んでいるような錯覚に陥り、思わぬ失言をしてしまったり、醜態をさらしてしまったりする人もいるようです。でも、そこは職場の集まりなので、一定の節度や距離は保ちましょう」

たまに「今日は無礼講だから」と言われたのを真に受けて、上司にタメ口を使ってひんしゅくを買ってしまった人の話を聞きますが、これなども典型的なNG例です。

「また、当日いくら盛り上がって親しくなったからといって、翌日にキャンプのくだけたコミュニケーションのノリをそのまま職場に持ち越すのは危険です。やはりあくまでも『半オフィシャル』な場なので、仲間内で行くプライベートなキャンプとは一線を画す必要があるでしょう」

                   

                    

【プロフィール】

■晴香葉子さん

■プロフィール:心理学者・心理コンサルタント・作家。民間企業勤務を経て心理学の道へ。心理学、コミュニケーション学、メンタルヘルスに関する確かな知識をもとに、テレビ番組の監修や出演、本の執筆、講演など各方面で活躍。早稲田大学オープンカレッジで「心理学」「行動経済学」「メンタルヘルス」の講師を担当。

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