気の合う仲間との助け合いも吉
また、キャンプではテント張りや火起こし、料理、後片付けなど、さまざまな作業を皆で分担しますが、これも一役買うといいます。
「当然のことですが、人は決して一人では生きていけません。常に人を助け、人に助けられるという関係で成り立っています。キャンプでさまざまな作業を分担して、皆で一つの目的を成し遂げると、達成感や充実感が得られます。気の合う仲間とキャンプに出かけ、互いに助け合い、補い合うことで、『自分も人から必要とされている存在なんだ』ということを再確認できます。何かアクシデントやトラブルが起こっても、皆で協力してうまく対応できれば、さらに絆が深まります。そうしたさまざまな経験が明日への活力や意欲を生み出すことにつながるのです」
【プロフィール】
■晴香葉子さん
■プロフィール:心理学者・心理コンサルタント・作家。民間企業勤務を経て心理学の道へ。心理学、コミュニケーション学、メンタルヘルスに関する確かな知識をもとに、テレビ番組の監修や出演、本の執筆、講演など各方面で活躍。早稲田大学オープンカレッジで「心理学」「行動経済学」「メンタルヘルス」の講師を担当。