アクシデントに対応する「適応力」も
また、キャンプでは天候の急激な変化、材料や道具の不足など、想定外のトラブルやアクシデントに見舞われることもあります。そのようなときにも慌てることなく、冷静に判断して対策を講じることが求められます。
思わぬアクシデントに遭遇すると、なかなか冷静に対応することができないかもしれません。特に、スケジュールを綿密に立て過ぎていると、それが崩れただけでパニックになってしまい、アタフタしてしまう人もいるのではないでしょうか。
「でも、そういうときこそ、腕の見せどころです。たとえば、雨が降ったらキャンプファイヤーの代わりにテント内でボードゲームをするとか、ケチャップを忘れたらトマトジュースで代用するとか、状況に合わせて臨機応変に対応する『適応力』を発揮しましょう。そのためには、事前にあらゆる事態を想定して、準備しておくことが大切です。そして、回数を重ねればその分経験値も上がり、少々のことでは慌てなくなります。自然と周りからも頼りにされる『リーダーシップ』が備わるのではないでしょうか」
【プロフィール】
■晴香葉子さん
■プロフィール:心理学者・心理コンサルタント・作家。民間企業勤務を経て心理学の道へ。心理学、コミュニケーション学、メンタルヘルスに関する確かな知識をもとに、テレビ番組の監修や出演、本の執筆、講演など各方面で活躍。早稲田大学オープンカレッジで「心理学」「行動経済学」「メンタルヘルス」の講師を担当。