「名詞効果」で自分をアピール
自己紹介ではできるだけ他の人たちのなかで埋もれず、確実に覚えてもらえるように、自分を的確にアピールすることが重要です。その際、ぜひ活用したいのが、自分のことを特定の名詞で表現する方法だといいます。
「たとえば、『よく週末にキャンプに行っています』と言うより、『週末キャンパーです』と短くピンポイントの名詞で言った方が、印象に残りやすくなります。『昔サッカーをやっていました』と言うより、『昔サッカー少年でした』と言った方が、インパクトがありますよね。これは『名詞効果』といって、より強く印象づけるのに効果的で、その後の会話の糸口にもなりやすいのでおすすめです」
初対面の人の前でプレゼンを行う際、必要以上に緊張して実力を発揮できないという人も、キャンプに参加して人前で話す機会を活用するといいでしょう。実際に大勢いるところで何度もトライして場数を踏めば、そのうち慣れてあがることもなくなるはずです。キャンプでは作業中に「ありがとう」「どうやるの?」など、ちょっとした会話を交わすことも多いので、「コミュニケーションスキル」を磨くにはもってこいです。
【プロフィール】
■監修者:晴香葉子さん
■プロフィール:心理学者・心理コンサルタント・作家。民間企業勤務を経て心理学の道へ。心理学、コミュニケーション学、メンタルヘルスに関する確かな知識をもとに、テレビ番組の監修や出演、本の執筆、講演など各方面で活躍。早稲田大学オープンカレッジで「心理学」「行動経済学」「メンタルヘルス」の講師を担当。