焼肉のたれはBBQのみならず、普段のメニューにも欠かせない心強い調味料ですが、青森県人のマストアイテムといえば、「スタミナ源たれ(通称 源たれ)」。
今回は焼く、もしくは炒めるというノーマルな用途での調理を試していきます。さて、源たれの本領発揮となるでしょうか。地元・青森出身の筆者がチャレンジしてみました。
羊がいなければ源たれはこの世に存在しなかった!?
りんごと野菜をふんだんに使った甘辛い味が絶妙な、どんな肉とも相性バツグンの源たれ。そんな源たれがどうやって生まれたのか。誕生のきっかけは〝羊〟でした。
源たれを製造する会社の前身は、昭和20年代に設立された羊毛の生産・加工を行う農業協同組合。地元で生産される家畜の羊肉をおいしく食べられるように、ということで開発された源たれがヒットしたため、羊毛から調味料へと事業内容をシフトして今に至るそうです。
源たれ〝焼く・炒める〟メニュー ~ラム肉野菜炒め~
というわけで、肉ならなんでもおいしく仕上がる源たれですが、ここは誕生のきっかけになった羊肉を炒めることにしましょう。今回用意したのはラムの薄切り肉。肉にじかに味をつけると、旨みをしっかり感じられるので下味をつけてから焼くのがおすすめです。味が薄かったら、あとから追いだれをして調整しましょう。
ラム肉の色が変わるまでしっかり炒めて臭みを飛ばしたら、炒め用のカット野菜を投入します。あまり混ぜすぎないことが、もやしのシャキシャキ感を残すコツ。できあがったらパクチーをちらして「いただきます」。ラム肉特有の風味を、源たれのりんごやにんにくがまろやかにしてくれます。うん、ビールに合わないわけがない!