焼肉のたれはBBQのみならず、普段のメニューにも欠かせない心強い調味料。皆さんそれぞれの〝推しだれ〟があるかと思いますが、青森県人のマストアイテムといえば、醤油ベースの「スタミナ源たれ(通称〝源たれ〟)」です。
県内シェア70%以上を誇る源たれの魅力に迫るべく、さまざまな料理に使ってみました(ちなみに筆者は青森県出身です)。
原料の半分が野菜だから風味の良さが桁違い
源たれの主な原料は、青森県産のりんごやにんにく、そして国産のたまねぎ、しょうがといった新鮮な青果物。1本の約半分を野菜(&りんご)が占めるほど、たっぷりと使用しているのが特徴です。瓶の底には野菜が沈殿しているため、よく振ってから使いましょう。
そして、種類が豊富なのも源たれの魅力。定番のほか、辛さをひかえた甘口タイプの「源たれソフト」、野菜とりんごを増量した「源たれゴールド」など、好みに応じて選べます。なお、レギュラータイプは410g入りですが、県外の一部スーパーでは280gの小瓶タイプを扱っていることもあります。
源たれ〝かけるだけ〟メニュー ~卵かけご飯~
それでは、さまざまなメニューで源たれを味わっていきましょう。まずはお手軽な〝かけるだけ〟のレシピを。トップバッターは卵かけご飯です。
炊きたてのご飯に生卵をポトン。黄身に源たれをたらーっと垂らしたら、全体をよく混ぜて豪快にかきこみます。
源たれ特有の香味野菜のパンチ感が、卵の黄身によってマイルドになって、お互いのよさを引き立てる結果に。源たれのポテンシャルを最大限に感じられる食べ方ですね。卵黄を源たれに漬けて冷蔵庫に一晩寝かせておいて、あつあつご飯に乗せてもよさそうです。
源たれ〝かけるだけ〟メニュー ~刺身~
次は刺身と源たれの組み合わせにチャレンジします。用意したのはカツオのたたき。まんべんなくたれをかけてから5~10分ほど冷蔵庫で寝かせて、その後にネギを散らしていただきます。
カツオの旨みがアップした!? 醤油で食べるよりも味に深みが出て箸が進みます。源たれにはにんにくとしょうががたっぷりと入っているため、魚の生臭さを消してくれるのでしょう。淡泊な味わいのものよりも、赤身魚のほうが源たれマジックの威力を感じられると思います。