源平合戦古戦場で名将ゆかりの三色団子を!~須磨アルプス(兵庫県神戸市)~
「一の谷の逆落とし」で知られる古戦場跡が六甲山地西端の須磨にあります。目もくらむような急峻な崖を馬で駆け下り、敵陣の背後を突いた義経の奇襲作戦によって、平家の軍勢は海へと逃れました。
そのとき、先陣を切った熊谷直実が打ち取ったのが、息子と同じくらいの年頃の若武者、平敦盛(たいらのあつもり)でした。
須磨寺の境内には、このシーンを再現した銅像があります。近くには「敦盛塚」も。はかなく戦に散った若武者は、地元では今なお親しまれている存在です。
須磨寺の参道にある和菓子店「盛神堂」の名物のひとつが「敦盛だんご」。ちょっとクラシカルな三色団子。
腹ごしらえを終えたら、須磨アルプスのハイキングへ。全行程で4時間弱。荒々しい山肌がむき出しの「馬の背」の絶景を堪能しましょう。
中山連峰を縦走し清荒神を目指すグルメハイク~中山(兵庫県宝塚市)~
北摂の名山として知られる中山は、コバノミツバツツジが多く、春はとても華やかな景観になります。大阪方面への眺望もよく、人気のハイキングコースです。
阪急宝塚線の山本駅から登り、縦走のゴールを清荒神に設定すれば、下山後にちょっぴりレトロな趣きの参道で、食べ歩きが楽しめます。「関東炊き」「甘酒」「ばら寿司」などの看板をあげたお店が立ち並び、昭和の香り漂う清荒神参道の商店街。
その場で調合してくれる七味唐辛子屋さん、店頭で焼きながら販売している堅焼き屋さんなど、名物がいろいろあるなか、古くから根強い人気があるのが「小やきや」の「小やき」。
大納言小豆のあんこが入った小ぶりなお餅で、こんがりと焼き目がつけてあり、上品な味わいです。早々に売り切れることが多いので、早めの下山を目指しましょう。
お団子や餅菓子などは、山歩きのお供にも最適です。持ち歩きもしやすいので、買ってから歩き始め、どこか景色のいいところで味わうのも格別。余ったら、お土産として持ち帰ってもよいですしね。
【データ】
■施設名:書写山ロープウェイ山麓売店
■住所:兵庫県姫路市書写1199-2
■施設名:はづき茶屋
■住所:姫路市書写2968-34(書寫山圓教寺境内)
■URL:http://www.shosha.or.jp/hospice.cgi
■施設名:だんご庄
■住所・奈良県橿原市東坊城町860(坊城本店)/奈良県橿原市内膳町1-3-8(八木店)
■URL:http://dango.kir.jp/index.html
■施設名:盛神堂
■住所:兵庫県神戸市須磨区須磨寺町1-9-19
■施設名:小やきや
■住所:兵庫県宝塚市清荒神5-3-36
■URL:http://www.koujinsando.net/shop/shop090.shtml
※2023年2月現在の情報です。最新の情報につきましては各施設にお問い合わせ下さい