こんにちは、姫乃たまです。
『ザテレビジョン』風に登場です。
前回、逮捕の危機を逃れるべく、サングリアを作ってみたのですが、やはりあれはカクテルなので、もう少しお酒づくりっぽいものをやってみたい気持ちになりました。
しかし、お酒づくりって、連載当初からやろうとしていたので、旬の果物が多い夏にやるべきだったかもしれません。
何で作るか悩んだ末、季節問わず売っているレモンを使って、イタリアのリキュール「リモンチェッロ」を作ってみることにしました!
レモンの皮と格闘しながらリモンチェッロづくり
リモンチェッロのため、今回用意したお酒はウォッカです。
それから1.5リットルの空瓶と、レモン2個、グラニュー糖。
リモンチェッロといえば、学生時代にビストロでアルバイトをしていた頃から親しみのあるお酒なのですが、こんなシンプルな材料だけで作れるんですね。
いつも飲んでばかりで何も知りませんでした。
まず瓶を煮沸消毒していきます。
ここで気づいたのですが、こうした口が細いボトルを選ぶと、すべての作業がめちゃくちゃやりづらいです。
みなさんは口の大きい瓶を選んでください。買い直すのは面倒なので私はこのまま進めます。
ちょうど注ぎ口が大変細いケトルを持っていたので、熱湯を注いで無事に煮沸消毒完了。
それからレモンの皮をピーラーで剥いて、瓶に入れていきます。
と、こ、ろ、が、ピーラーが明らかに不調で皮が全く剥けません。
レモンの皮の内側にある白い部分まで入ってしまうと、苦味の原因になってしまうらしいので、剥けないものは仕方ないので包丁で剥いていきます。
これが私くらいの腕前ですと、レモンの皮の黄色い部分だけ剥くということができない。もれなく白い部分まで剥けてしまいます。
みなさんはぜひ調子のいいピーラーを事前に準備してください。
指を切りそうになること数回、これでいいのか問いたくなる感じのレモンの皮が量産されました。
担当編集のMちゃんが「苦味も旨味ですよ~」と励ましてくれます。
しかも口の細いボトルには、この無骨なレモンの皮が入らない。
蓋の大きい瓶を買っておけば……ピーラーの調子が良ければ……。
リモンチェッロづくり、いまのところ全てがこれで合っているのかわからないことだらけです。
まあでもウォッカもレモンもおいしいし、そんなに不味くなることないか……。
そう思いながら、レモンの皮を指で無理やりボトルの中に押し込み、半分くらいウォッカを注ぎます。
ここで一旦リモンチェッロ作り終了! あとは寝かせてレモン色に染まるのを待ちます。
しかし、なんでレモンの果肉部分は使わないんだろう? いつも飲んでるお酒でも知らないことってたくさんありますね。
一週間後つづきにチャレンジ
失敗ばかりのあの日から一週間。
寝かせていたボトルの中では、ウォッカがきれいにレモン色に染まっていました!
ここでレモンの皮を漉して取り除く手順なのですが、無理やり詰め込んだ皮が出てこなかったのでザルは必要なかったですね……。
この日の東京は気温が低め。「もう全部家の中でやればよくない……?」という言葉を飲み込みつつ、お庭でがんばることに。
屋外で奮闘することが、やがて山の中でのサバイバル活動につながっていくことでしょう。
さあ、ここからシロップを作って足していくのですが、寒くて全然煮詰まらない!
ガスバーナーの上に鍋を載せて、水500mlとグラニュー糖300gを入れて火にかけます。寒いのでなかなか沸騰しません。
さらに沸騰してから、これがどんな感じになったらシロップといえるのか分かりません。
ちょっととろみがついてきたらシロップなのかな……? と思いながらかき混ぜていたのですが、不安になったので沸騰して5分くらいで火を止めました。