対処法はアレルゲンからの退避や除去から
対処法の第一は、原因の除去です。アウトドアにおいての原因の除去は、以下のようなものです。
【対処法.01】衣類、キャンプ道具など清潔にする
仕舞っておいた衣類やシュラフなどは洗う、干すなどしてから使う。
【対処法.02】活動する時期、場所を選ぶ
自分が反応するアレルゲンがわかっていたら、時期や場所を選んで避けるようにする。飛散範囲が狭い河原の草に反応したのであれば、その場を離れる。山小屋やテントの環境で反応したのであれば、環境を変えるなど。
【対処法.03】マスクやメガネを使用し、コンタクトレンズは装用しない
マスクやメガネ(サングラス)で花粉などの侵入を防ぎ、防腐剤不使用の洗眼薬や人口涙液を使う。コンタクトレンズは症状を悪化させるので使用しない。
【対処法.04】鼻うがいを行う
鼻の穴のなかに付着した花粉などを鼻うがいで洗い流す。
以上、4つの対処法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。次回は花粉症(アレルギー)の薬物療法についてです。
【プロフィール】
■監修:稲垣泰斗
■プロフィール:救急医。Tight medical works代表、WMAJ野外災害救急法医療アドバイザー。北里大学医学部地域総合医療学特任助教。好きなアクティビティは登山、トレイルランニング、生き物観察。2児の父。