行政界を越えたリアルタイムの情報共有システム
このシステムの導入により市町村が目撃情報をもとに現地調査に行き、それを「ひぐまっぷ」に入力するだけで、道やエネ環地研はリアルタイムでその情報を閲覧できます。それによりタイムラグが解消されるほか、広大な行動圏を持つヒグマの出没情報が、近隣市町村間で瞬時に共有することができるのです。
また、これまで出没情報は、市町村それぞれの様式に記録されていたため、市町村は年度ごとに道への報告様式にひとつひとつ手で入力していました。現場からは「この作業が1回の入力で完了できるため、大幅に業務が効率アップしました」という声や、「状況の発生をタイムリーに把握できれば、すぐに対策を準備できる」などの声も。
川人さんは「さらに導入してくださる自治体が増え、全道で使っていただけるとうれしいです」と語ってくれました。
■取材協力
■ひぐまっぷ
■URL:https://higumap.info