最近のキャンプ道具は、じつに多彩で興味深い製品が増えています。店頭に並ぶアイテムを見ているだけでも楽しくなりますが、どれを選ぼうか悩んでしまいますね。
そこで、たくさんのキャンプ道具と日々接しているアウトドアショップの店員さんに、いま注目しているおすすめ製品を紹介していいただくシリーズをお届けします。本記事では、WILD-1越谷レイクタウン店のキャンプ担当・田邉尚也さんに、「家族みんなが喜ぶ調理グッズ」をテーマに、注目のアイテムを選んでいただきました。
フタとフライパンが分離するスタイル
キャンプの醍醐味は人それぞれで違うとは思いますが、そうはいっても「キャンプご飯」は誰もが楽しみにしている”イベント”といえるでしょう。
最近はさまざまな調理アイテムが登場していて、どれを買おうかと目移りしてしまいますが、そんななかから田邉さんが選んだのがテンマクデザインの「マルチホットサンドイッチメーカーII」(6578円※税込み)です。テンマクデザインはWILD-1のプライベートブランドなのだそう。
この製品のいちばんの特徴は、「深さの異なるフライパンが2種類付いているところです」(田邉さん)。通常のホットサンドメーカーは、ハンドルに固定された二つの鉄板でパンを挟む形になりますが、本製品はフタ側とフライパン側が分離していて、用途によってフライパンサイズを選び、フタ側と合体させて使う仕様になっています。
5枚切の食パンでホットサンドが作れる
2種類あるフライパンは、それぞれ深さが18mmと28mm(アルミニウム合金製でフッ素加工済み)。「普通は8枚切の食パンでホットサンドを作りますが、28mmのフライパンを使うと、5枚切の食パンでボリュームのあるホットサンドが作れます」(田邉さん)
さらに分離できるメリットを生かし、「小さなフライパンとしても使えますので、ホットケーキや餃子なども焼くこともできます」(田邉さん)。フタを使えばご飯も炊けるそうなので、ソロキャンプ派の人にも注目のアイテムといえそうです。