キャンプでわかる相手との「相補性」
キャンプにはテント張りから、火起こし、料理の下ごしらえ、調理、片付けなど、さまざまな作業分担があります。たとえば、「バーベキューで肉を焼くのは任せて!」とか、「テントを張るのはプロ級」「片付けならなんとか……」といった具合に、それぞれ得意な分野の作業があるはずです。そこで、自分のできることを見つけて率先して実行するようにしましょう。
そうすることで、自分や相手が得意なこと、逆に苦手なことがわかります。自分一人ではできなくても、相手がフォローしてくれて、力を合わせればうまくいくことも多いものです。また、たとえうまくできなくても、相手のために「やってあげたい」と思えるかどうかがポイントになります。
そこがうまくかみ合えば、「いてくれてよかった!」「ずっと一緒にいたいな」という気持ちが芽生えやすくなります。そうしてお互いに補い合えることが実感できれば、「この人しかいない!」となり、一気に結婚へまっしぐら! となるかもしれません。
逆に、「この人、全然動かないなぁ」とか「なんだか自分だけが働いていて損した気分」などと感じるようなら、その先の結婚生活や家事分担などは「推して知るべし」です。
恋愛も結婚もタイミングが重要です。「長すぎた春」とならないように、キャンプを活用して「相補性」を確かめてみるといいでしょう。
【プロフィール】
■監修者:晴香葉子さん
■プロフィール:心理学者・心理コンサルタント・作家。民間企業勤務を経て心理学の道へ。心理学、コミュニケーション学、メンタルヘルスに関する確かな知識をもとに、テレビ番組の監修や出演、本の執筆、講演など各方面で活躍。早稲田大学オープンカレッジで「心理学」「行動経済学」「メンタルヘルス」の講師を担当。