一見無縁とも思えるキャンプと恋。でも、実はキャンプには恋愛が芽生えたり、二人の距離が縮まったりする要素が満載です。長い時間をともにするキャンプでは、相手のあらゆる面が観察できて、今後の判断材料になります。
人間関係と恋愛心理に詳しい専門家・晴香葉子先生にお話を伺いました。
キャンプは「行動観察」に最適
出会いから恋愛、またそこから一歩進んで結婚に至るまでには、「本当にこの人がいいの?」という自問自答が何度となく繰り返されることになります。その判断基準は人それぞれですが、長いつき合いとなれば、やはり「将来性」が気になるという人も多いのではないでしょうか。
そのようなときは、ぜひ一緒にキャンプに行って相手をじっくり観察してみてはいかがでしょう? その人の人間性は言葉よりも行動に表れやすく、長い時間をともにするキャンプは「行動観察」や「他者理解」に適しているからです。野外の空間には壁がないので、すべて見えてしまい、あらゆる行動が観察できます。開放感があるので自然体になりやすく、地が出やすいという傾向もあります。
また、いくら仲がよくても、普段は一日中一緒にいることはなかなかないでしょう。短い時間なら多少取り繕うことができても、半日とか泊まりがけともなれば、どうしても「素の自分」が出てしまいます。「こんなところに気がつくんだ」とか「意外と几帳面なんだな」とか、普段のデートではわからない一面が見えてくるかもしれません。