軽くて持ち運びやすくて、開けたらすぐに食べられる。缶詰はアウトドアでの心強いお供です。ジビエや郷土料理など、珍しい食材を使った缶詰を持っていけば、いつもの缶詰レシピがさらに広がること間違いなし。今回は全国各地の「ご当地食材」を使った缶詰を紹介していきます。
熊肉入り! 北海道ならではジビエカレー
【商品名】熊カレー(北都)
まずは北海道より、熊カレー。パッケージも潔く、でかでかと「熊」の文字が書かれています。実際に北海道に生息するヒグマの肉を使い、辛口のカレーに仕上げています。
気になるお味はというと、やはり獣臭はそれなりに感じますが、カレーのおかげでかなり臭みが抑えられています。人によっては好き嫌いが分かれるかもしれませんが、想像よりもずっと食べやすいはず。食感は少しすじっぽく外側が硬めの、牛肉に近い歯応え。野外で食べたいワイルドな缶詰です。
【DATA】
■商品名:熊カレー(北都)
■内容量:410g
えぐみのないホロホロ鹿肉!
【商品名】北海道エゾシカ大和煮(阿寒グリーンファーム)
同じく北海道より、阿寒湖畔で捕獲した鹿の肉を使った大和煮の缶詰です。ゴロゴロっとした鹿肉を醤油、砂糖、生姜などで調味しています。鹿肉は一般的な家畜肉と比べ高タンパク低脂質で、さらに鉄分も豊富です。
獣臭さはほとんどなく、牛肉の大和煮のような感覚で食べられます。柔らかく煮込まれているので繊維質な噛み応えはあるものの、ほろほろと崩れるような食感。ジビエ初心者でも食べやすい味なので、入門に最適です。
【DATA】
■商品名:北海道エゾシカ大和煮(阿寒グリーンファーム)
■内容量:130g
酒が止まらない、ほろ苦い大人の味
【商品名】佐久の小鮒(魚甲商店)
長野県佐久地域の郷土料理・小鮒の甘露煮。水田で養殖した鮒を生きたまま鍋に入れて醤油と砂糖で甘辛く炊く料理です。こちらは老舗の甘露煮専門店が作った缶詰で、昔からの伝統の技術で煮付けられています。
缶を開けると小さな鮒がぎっしり。一口で食べられるサイズで、内臓の苦味がいいアクセントになっています。ビールや日本酒が際限なく進みそうな味ですね。
【DATA】
■商品名:佐久の小鮒(魚甲商店)
■内容量:45g