アウトドアに親しむともっと知りたくなってくる山菜やキノコのこと。役立つ&知っておもしろい知識を山菜・きのこアドバイザーの荻田毅さんに聞きました。今回は人気の山菜「ウルイ」と間違いやすい毒草「バイケイソウ」についてです。
問題です。写真の植物は、どちらが山菜の「ウルイ(オオバギボウシ)」で、有毒の「バイケイソウ(コバイケイソウ)」でしょうか?
正解は、左側が「バイケイソウ(コバイケイソウ)」で、右側が「ウルイ(オオバギボウシ)」です。
アクが少なくて食べやすいウルイ
まずは、ウルイはどんな山菜なのか、教えていただきましょう。「4月後半から5月にかけて出始める山菜で、アクが少なくて湯がくだけでも食べられるので、人気があるんです」
「この写真の大きく育ったウルイは、葉っぱは苦くなっちゃったので、葉柄部分(葉と根茎を繋いでいる部分)だけを湯がいて食べました。ぬめりがあって、ちょっとネギみたいな感じなんですよ」
第一の見分けポイントは〝新芽の生え方〟
「ウルイが生えている近くには有毒のバイケイソウ(写真下)が生えていることがあって、間違えることがあるんです」
「バイケイソウを食べると、重篤な場合は命にかかわるので要注意です」