春から秋にかけてのキャンプで気になる「虫」。苦手な人にとっては見るのもいやな存在です。あまり苦手ではないという人でも、刺されたり噛まれたりしたくないはず。でも幸いなことに、虫に効いて人体にやさしい薬剤が数多く販売されており、ドラッグストアやネットで気軽に購入できる時代です。
前回は肌に塗る虫よけについてお届けしましたが、今回は携帯したり服につけたりして使用する「肌に塗らない」薬剤について、フマキラー株式会社の菅谷洋介さんに伺いました。
個人と空間をそれぞれ守る薬剤
菅谷さんによると、虫に対する薬剤は大きく2つのタイプに分けられるそうです。
ひとつは「パーソナルユース」タイプ、つまり虫よけのように個人を守るもの。もうひとつは「コモンユース」タイプ、つまりテントやサイトなどを除虫し、そこにいる人みんなを守るものです。
これらをシーンごとにうまく組み合わせることによって、より効果的に虫を防げるといいます。
強力な効果を発揮する電池式虫よけ
【商品名】どこでもベープNo.1 未来セット
パーソナルユースが目的でも、肌に塗らない虫よけもあります。菅谷さんのおすすめのひとつが「どこでもベープNo.1 未来セット」。薄型カートリッジと高性能ファンを内蔵し、電池でファンを回すことによって薬剤を拡散するもので、ストレッチベルトで手首や足首に装着可能。肌に塗る虫よけと同様に、テントの設営時や調理、散策などで動き回るときにも便利です。
虫に対する効き目は強力で、「世界最高水準」をうたう商品です。初代「どこでもベープNo.1」と比較して5倍の効果があるとのこと。
「私はこれを常につけています。塗る虫よけは一定の時間が経つと効力が弱くなってしまいますが、これはスイッチを入れている限りずっと薬剤を飛ばし続けるので、何回も塗らなくていいんです。また、塗る虫よけは虫が寄ってくるけど刺されないというものです。それに対して、こちらはそもそも寄ってこないんです」
入浴後や、夜寝るときには、あまり虫よけをつけたくないもの。でも、これなら肌に直接薬剤を塗らないので安心ですし、夜トイレに行くときなどにも活躍しそうです。虫嫌いにとっては、虫が近くに寄ってこないというのもうれしいポイントです。