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「大は小を兼ねるは正解か? 」キャンプやアウトドアで使い倒せる「ポータブル電源」選びで迷わない4つのスペックとは?

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必要な端子の種類と数を事前に確認

  

【出力端子&本体充電】

ポータブル電源には一般的に、「AC電源」「DC電源」「シガーソケット」といった出力端子が備わっています。簡単に言えば、AC電源は家庭用のコンセント、DC電源はUSB端子、シガーソケットはカー電源のことです。「使う人数や機器の数、用途に合わせて、必要な端子数を見極めましょう」(篠原さん)。

  

ポータブル電源の出力用端子

  

  

なお、USB端子は、オーソドックスなUSB Type-A端子に加え、最近のスマホでよく利用されているUSB Type-C端子を備えた製品も増えていて、「2系統が備わっているほうが使い勝手がいいことは間違いありません」(篠原さん)。

また、「ポータブル電源を選ぶ際は、AC電源の波形にも注意が必要です」(篠原さん)。AC電源の波形には「正弦波」「修正正弦波」「矩形波」という3種類がありますが、一般的な電気製品を利用する場合は「正弦波」を選ぶ必要があります。

最新のポータブル電源では正弦波を採用している場合が多いようですが、「念のため、購入前に波形の種類をしっかり確認してください」(篠原さん)。

本体の充電については、最近は家庭用のAC電源のほか、別売のソーラーパネルを接続して屋外で充電できる製品が増えています。こういったモデルなら、キャンプの日数が長くても安心できますね。また、充電時間については、「バッテリー容量や製品によってさまざまですので、カタログで事前に確認しましょう」(篠原さん)。短時間で充電できる「急速充電」機能を備えた製品も要チェックです。

  

ポータブル電源のソーラーパネル

   

【まとめ】 

本稿ではポータブル電源の選び方の基本として、「バッテリー容量」「定格出力」「形状&サイズ」「出力端子&本体充電」について解説してきました。ポータブル電源は、決して安い買い物ではありませんので、購入時に失敗しないよう、どんな場面で使うのか、どんな機器を利用したいのかを明確にしておくようにしましょう。

  

【プロフィール】
■篠原義夫(フリーライター)
■プロフィール:パソコン雑誌などの編集スタッフを経て、フリーライターとして独立。専門分野はパソコンやスマホ、タブレットなどのデジタル機器が中心だが、十数年来の趣味とするキャンプ関連の記事も嗜む。初心者にもわかりやすい記事を心がけて執筆活動を続けている。

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